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三渓園の観月会へ行ってきました🌙

■三渓園とは…

 横浜市中区本牧三之谷にある敷地面積18平方メートル(東京ドーム4個分)の広大な日本庭園で園内には重要文化財に指定されている歴史物建造物や季節ごとに美しい花や葉をつける桜や紅葉、梅などの木々、水鳥が住まう池など自然豊かな景色を楽しむことができます。

 当日は16時頃に到着して三渓園正門側の駐車場に車を停車し、チケットを購入してからいざ園内へ。

三渓園正門

園内へ足を踏み入れるとすぐ美しい景色が現れました。

心が洗われるような美しい景色…
蓮とススキもお出迎え

 園内が広いのでマップで現在地を確認し、まずはお茶屋さん方面へ歩き始めました。お茶屋さんへ向かう道中池を眺めているとアオサギや鴨、亀などの生き物に出会う事ができ、子供達も嬉しそうでした。
 池に近寄ると鴨も鯉も亀も集まってくる様子を見て、これは普段から何かもらっている?と察し、もしやお茶屋さんで餌を販売してるのでは?と思いつつお茶屋さんへ向かうと細長い棒状の麩菓子のような餌を1本100円で販売していました。早速1本購入し、お茶屋さんの側の池に行くとやはり鯉、鴨、亀の集団が集まって餌を投げてもらえるのを今か今かと見守っていました。
 子供たちが一生懸命投げるものの圧倒的に数の多い鯉達がほぼ食べつくしてしまい、鴨や亀にはなかなかあげられず。再度餌を購入し…ふと気づくと3本も買ってしまっていました。餌やりの課金は自分でブレーキをかけないと永遠にあげたくなってしまうので3本目を買ったところでストップしました。

何かを期待するかのように熱い視線を送ってくる鴨達

 餌やりをしたりお茶屋さんで買ったお団子を食べたりのんびり過ごしているとあっという間に演奏開始の時間(18時)になり演奏会場へ向かいました。

 三渓園では季節ごとに様々なイベントを行っており、(観月会は2024/9/14~9/18迄開催)臨春閣(りんしゅんかく)を舞台にその日ごとに違った演奏を聴くことができます。私が訪れた日は雅楽(ががく)の演奏が行われていました。雅楽についての知識があまりなかったので演奏後にリサーチしてみたところ、宮内庁のホームページに詳しい説明が載っていました。

日本には上代から神楽かぐら歌・大和歌・久米くめ歌などがあり,これに伴う簡素な舞もありましたが,5世紀頃から古代アジア大陸諸国の音楽と舞が仏教文化の渡来と前後して中国や朝鮮半島から日本に伝わってきました。雅楽は,これらが融合してできた芸術で,ほぼ10世紀に完成し,皇室の保護の下に伝承されて来たものです。その和声と音組織は,高度な芸術的構成をなし,現代音楽の創造・進展に対して直接間接に寄与するばかりでなく,雅楽それ自体としても世界的芸術として発展する要素を多く含んでいます。

出典:宮内庁ホームページ(https://www.kunaicho.go.jp/copyright/kiyaku.html

 臨春閣の前には芝生が広がっており、そこに自由に座って雅楽の演奏を楽しむことができます。
 屋外演奏ならではの夕日に染まる空と虫の声、雅楽の演奏の融合が幻想的な空間を創り出していました。目を閉じて聞き入っていると次第に日が落ちて暗くなり、夜になるとともに演目も移りかわっていきました。

 演奏は20時まで続く為、途中で中断して夕食を食べる為にお茶屋さんへ。
お茶屋さんに到着すると既に長蛇の列ができていました。
私と子供は天ぷらそばを頼む予定でしたが行列の3組前辺りの方が天ぷらそばは売り切れと話していたのが聞こえ、順番が来た際に店主に尋ねるとやはり売り切れてしまっていたようで代わりに揚げ茄子そばとざるそばとお団子を注文しました。
 お蕎麦はのど越しがよくツルツルもちもちとした食感でショウガと大根おろしがいいアクセントになりさっぱりといただきました。お団子も注文ごとに焼いているのか温かく、柔らかくてとても美味しかったです。

揚げ茄子蕎麦
ざる蕎麦
みたらし団子
月と三渓園茶屋と旧燈明寺三重塔
ライトアップされた旧燈明寺三重塔と星空
空に浮かぶ月
帰りがけに正門までの道中出会えた景色

 食事を終えた後はのんびり正門までお散歩しつつ帰路につきました。素晴らしい演奏と景色、美味しい食事で心とお腹が満たされとても癒されました。まだイベント期間中なのでもし機会があればぜひ三渓園へ訪れて観月会の演奏を楽しんで下さい😊🌙


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