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組踊の番組名

3月の「大川敵討」と先日の「忠臣身替の巻」の際に伝統組踊保存会の眞境名正憲会長が、大川敵討を「うふかーてぃちうち」(多分こんな感じ)とおっしゃっておりました。
最初は、なんておっしゃっているのかわからなかったのですが、お話しを聞いている内に「大川敵討」のこととわかりました。

国立劇場おきなわの ふりがな は、「おおかわてきうち」となっています。

当たり前のように「おおかわてきうち」と言っていたのですが、眞境名正憲会長のお話しを聞いてからは、番組名を本来の読み方をした方が良いように思い始めました。

手水の縁 は、「てぃみずぬゐん」
花売の縁 は、「はなうりぬゐん」
かなあ?

唱え や 歌 は、現代の言葉でないのに番組名だけ現代の言葉になっているのは、何故で、どういう経緯でこうなっているのかわかりません。
もしかしたら、チケットを注文する際にお客さんが言いやすいから とか、組踊のことを知らない人にも馴染みやすくするためかもしれません。

でもこのまま現代の言葉ばかり使っていると、本来の読み方をする方が居なくなってしまうのではないかという懸念があります。
本来の読み方もちゃんと残していくような努力も大切に感じます。

組踊も「くみうどぅい」と言わなくてはいけないですね。