思考で判断する内向思考(Ti)と内向感情(Fi)
最近、16タイプそのものより心理機能の役割や組み合わせに興味があって少し調べていた。
様々な意見が知りたくて、5chの心理機能スレをいくつか見た。信憑性や正確性はあってないようなものだとは思うんだけどなかなか面白かった。本だけだと、突っ込んだ内容や知りたい内容が載ってないんだよな。
noteの記事でもたまに見るが、TiとFiの見分けが難しいという意見がいくつかあったので考えてみる。僕自身、心理機能診断でFeは低いがFiが高めに出ることがあったことを思い出した。
T(思考)とF(感情)はどちらもS(感覚)やN(直観)を通じて知覚した情報から結論を導いたり判断する機能である。
上のテストを数か月前に受けた時の結果を貼る。256問の方を受けた。オリジナルの理論も組み合わせているようではあるが、多少は参考にはなるだろう。
テストページの下部に各項目や結果の説明がある。
主機能Ti、補助機能Ne、第三機能Si、ここまではINTPの心理機能の並び順だ。ここでの結果では、四番目がFeではなくFiになっている。Feが一番低い。Seは2番目に低いが、使おうと思ったら日常生活に不自由がないぐらいに使える認識だ。使い勝手も悪くない。
FiがTiと比べて同程度くらいに高い。僕はどちらが主機能かは自分では認識しているつもりでいる。どういった理由からそう判断しているかは後で書く。3,4番目の機能にTi,Fiがあり、それらのテスト結果の数値などが拮抗している人はこれらの違いが区別しづらく悩むのかもしれない。
テスト結果のaxis-based function typeで??F?と出ているのは、Ne/Si軸とSe/Ni軸から判断(テストページ下部に説明あり)しているようだが、Fだけが確定なのはよくわからない。軸ベースモデルがどういうものかテストページには関連画像しかなかったので詳細な中身は不明。
結果のFiの項目に戻ると、activeとvaluingが高い。
別の診断だが有名なストレングスファインダーというものがあり、僕の上位資質(4番目)には「個別化」がある。
個別化はFiと関連があると思っている。あとは、「独創的(性)」というキーワードは外向直観(Ne)の説明によく出てくると思うが、個人の価値観や個別化を重視することで、人と同じではつまらない(独創性を求める)と考えるのはFiの方が本質ではないかと思う。価値観や信念、アイデンティティなどの判断基準がFiを語る上での指標だと僕は考えている。僕は、世の中にはいろんな人間がいるから決めつけは良くないと思っているがこれはおそらくFiによるものだろう。
ここでTiとFiを比較してみる。冒頭のテスト内容がMBTIの(心理)機能の説明と合致するわけではないが、参考までに。
いくつか近い内容もあるが、記述だけだとそこまで似通ってはいないように思う。TiとFiの判断に困っている人は、じゃあ自分は、と考えるとどちらかがわからないのだろう。
基本に立ち返ると心理機能は8つある。自然と使っている機能・使いやすい機能の裏にある機能はその人の中に存在しないわけではなく、全く使えないということでもない。TiとFiにしてもどちらも使っているので混ざって認識しづらくなっているだけだ。
5chの心理機能スレを読み漁っている中で面白い画像を見つけた。ソースは不明。
説明は特になかったが、壁にぶつかった時にどうやって向こう側に行くかの心理機能の働きを示していると思われる。僕の見解を書いてみる。見たまんまだけど。
Ti・・・壁にぶつかるまで考え事をしていて、ぶつかると迷路攻略の左手の法則を利用(なにか使えそうな理論を持ち出してくる)し、壁の向こう側に行く。
Te・・・壁を発見するとあらかじめ最短距離を算出してから向こう側に行く。
Ni・・・壁の向こう側への行き方を閃くが、第三者からは見えないので過程をすっとばして、最短距離で突如壁の向こう側に現れたように見える。
Ne・・・壁が現実にあるにもかかわらず、明後日の方向を向いたりもしているがいくつかの行き方を考え、壁の向こう側に行く。Neもちょっとワープしてない?
Si・・・過去2回、今の位置からそのまま進むと壁にぶつかったことを覚えているのであらかじめ避けて進む。
Se・・・力任せ。
Fi・・・壁にぶつかると、どうしようと考えながら一旦元の位置に戻って、
少し位置をずらして再度チャレンジし、何回かの試行の末向こう側へ行く。
最後まで一人でなんとかする。Feと違い協力を求めない。
Fe・・・壁にぶつかったら、周囲の人に尋ねながら向こう側に行く。
Tiだと上の例ではうまくいっているが、うまくいかなかった場合は僕もFiのように右往左往しながら結局一人で向こう側に行くと思う。Ne的方法も試す。どうしようもなくなったら人に助けを求めるか、Se的方法が頭をよぎる。
話を戻すと、僕自身は自分のタイプを調べていく中で主機能がFiだと思ったことはない。僕の場合はISTPかINTPかなとタイプの説明を見てある程度のあたりはつけられた。僕自身は感情より、知識を得ることや、仕組みや理論などに興味があり感情が入り込む余地が少ない事象に惹かれていることは、自己認識では明らかだったのでIxFPとは迷わなかった。
TiとFiで迷う人は、ひとまずは難しいがどちらかの機能だけを考えてみるのがいいと思う。
上でも少し触れているが、価値観(人それぞれという考え方)や独創性、信念を重要視していて、最後は好き嫌いで判断するのであれば、Fi>Tiの可能性が高い。好き嫌いも頭で考えるのではと思う人もいるかもしれないがTi>Fiの場合もっと言語化できるような、なんとなくそう思うではない理屈っぽさがある。(それがわかれば判別に苦労しないか)
自分の価値観や信念が否定された時に損得抜きで相手と戦おうとするかも一つの判断にはなるだろう。
Fiが主機能に近いと自分のことが好きでも嫌いでも、自分語りが好きだと思われる。ただ、承認欲求的なものは誰にでもあるが、Fiは不特定多数に自分を知って欲しいという考えではなさそうな気がする。秘めた想いを語らせたら熱いものがあるというのがこのタイプな気がする。そう簡単には内面をさらけ出してくれなさそうではあるが。
また、僕の偏見だが、Fiは別に感情的(表に出す意味合いで)ではないんじゃないかと少し思うところがある。内部では違うのだろう。
未熟なFiユーザーだと、感情を表に出しがちかもしれないが、Tiと似たような行動をすると仮定すると、一旦内に引っ込んで考える(言動をストップするなど)と思う。Tiに寄り過ぎかな。
Tiは、なぜそうなるのかとか、本当にそうなのか、とか根拠を知りたがる。知識を欲しており、専門家や知識人のような人に一目置く。また、主観ではあるが、脳内で文章が浮かんだり、自問自答するイメージが強ければTi>Fiの可能性が高い。感情を理屈で理解しようとしたりするのもこちらだと思う。
これ、書いていて思ったけどやっぱり難しいな。Ti/Fiが主機能(1番目)か劣等機能(4番目)にあるタイプは、主機能の自認からまだ判別しやすいと思う。
画像左上のブロック(ESFP~ENTP)は、通称1-3ループと呼ばれる状態の記述を見てみるのはどうか。補助機能の内向機能が使えなくなると外向-外向になるので、判断材料になるだろう。
問題は、画像右下のブロック(ISFJ~INTJ)だ。1-3ループと呼ばれる状態が内向-内向なのでわかりづらく、主機能が知覚機能(S/N)のイメージが僕にはよくわからない。こんな記事を書いていてなんだけど、逆にこのグループのTi/Fiユーザーは、どちらが強いのかの自認判別法を教えて欲しい。心理機能全体と近いタイプとの比較で判断しているのだろうか。
TiもFiも自分の中で自己完結するものだろうし、自分自身ではどちらかわかりにくいのは当然だと思う。
文章などアウトプットされたもので外から判断してもらうのも一つの手かと考える。
5chの心理機能スレ内ではTiとFiに迷ったらおそらくFiだとの書き込みがあったがどうだろう。好き嫌いで判断するというある意味わかりやすい指標を覆せるほどの理論があればおそらく、Ti>Fiだろうか。
主観ではあるが、僕の文章を見て思考型か感情型かと問われて感情型と答える人は少ないと思う。
しかし、Tiの陰に隠れてFiが強めにある。
僕はやりたいことを探している(今は休憩中)途中だが、思い返すと理論で考えようとしていた節がある。この記事を書くにあたって考える中、やはりやりたいことは価値観によって決めた方がいいのではないかと思っている。自分の気持ちは大事にしよう。僕は内向思考が主機能だと自認していて、ネガティブな感情を認識するのが苦手だが、自分の価値観や信念は自分を構成する大事な要素だと思っている。
TiでもFiでも内に溜めることになるので、人と話したりnoteで記事にしたり外に発散することも大事だろう。
余談ではあるが、ヘッダー画像の水色とオレンジの組み合わせは好きな色の組み合わせで上位に入る。
この記事とこじつけるなら、オレンジは内に秘めた信念・水色は冴え渡った思考だ。