「人は見た目が...」の拭えない現実 ②
前回の記事 ↓、奇跡的に彼氏ができた話のつづきから。
彼は以下、私のコンプレックスをまるっと受け入れてくれた。
・ニキビと跡だらけの顔
・164cm、68kgのスタイル
・ガチャガチャの歯並び
相変わらず、すっぴんになれば「あれ、誰だ!?」
という状態ではあったけれど、そんな冗談も言い合えた。
彼とは好きなものの好みや趣味の傾向
静寂のフィーリングが合った。
彼とお付き合いするうちに、横をならんで歩いても
恥ずかしくない彼女になりたいと密かに思うようになった。
彼とは身長差がなく、だいぶ細身の人だったので
圧倒的に私が体格優勢な感じもあったのだ。
そんな頃、再会した学生時代の親友が
いい皮膚科があるよ、と紹介してくれた。
なんだかんだで、計5〜6年は通院したと思う。
主にローション(化粧水)、ニキビ用の塗り薬のみ。
他は、夕方以降の糖分(果糖含む)を控える。
ナッツは日中のみ。など、ちょっとしたこと。
生活は、ちょっとずつ変化していった。
彼と居ることで、食事量は自然に抑えられた。
不安定だったフリーターを辞め、正規雇用に就職。
当時、土屋アンナさんが言っていた
「体質改善には少なくとも半年かかる」
を心に刻み、コツコツとジムにも通った。
そして、交際しておよそ3年が経つ頃….
167cm、53kg。
(+3cm成長、-15kg)
跡は多少残れども、皮膚状態はだいぶ改善。
汗がかけなかった私の代謝はアップ。
日々の意識で猫背を卒業。
痩せたことにより奥二重は、しっかり二重に。
洋服を買う場所に悩むことも
見た目によって、差別されるような扱いからも
全てではなくとも、長いこと連れ添った
コンプレックスからも解放された。
何より、彼の横を自信を持って歩けるように
なったことが当時は嬉しかった。
(↑ どこかに置いてきたピュアな気持ち)
交際を通して体験や思い出だけでなく
きっかけや自信も与えてもらったのだと、
今更ながら思う&深謝。
そんなこんな、彼とは20代を共にしたが
30歳を目前にサヨナラをする結果となった。
そして40代へ突入。
当時、交際数週間の彼がいた。
「その歯並び、費用は俺が持つから矯正してくれない?」
さり気なく言い放たれた一言。
久しぶりの衝撃!
油断していたわけではないが、忘れた頃に
コンプレックスは再び現れるものなのだ。