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信頼を失うまでにかかる時間は、たった2秒

姉家族の夏休み帰国中(7月)は
必然的に人と接触する時間が増えた。

そこで姉の友人、アサミ(仮名)に2度目ましてで久々の再会をした。

彼女は私よりも少し歳下。
1度だけ2人でお酒を飲みにいって、それきりだった。
今思えば、そういうことなのだ。

体調もあって、あまり気乗りしなかったものの
妹さんにも会いたいとのことで
結果、姉の滞在先である我が家に招待する流れとなった。


常にマイターンな、アサミ

前回に続き、アサミはとにかく自分の話題が中心の印象。
インフルエンサー活動の片や、カリスマショップ店員として
活躍もするこの頃、ほか、株に推し活など。

彼女の才能の豊富さや話題の内容に感心はするが
傾聴の割合やターンが、やや問題、気になるのである。

稀にいる、ずっとハッピーマイターンな彼女。
むしろ、これまでどうやって友人関係を構築してきたのか
無駄に気になってくる私。

申し訳ないが私はすぐに飽きてしまい、キッチンで料理をしたり
姪と遊んだりしつつの、ながら聞きに徹した。
アサミが相手に話を振るのは、多くても5回に1回程度。

姪が遅めの寝支度に差し掛かかった21時過ぎ。
まったく帰る素振りも見せない。
はて、どうしたもんだろうか.…
とタイミングを伺って自分も着席した矢先だった。

アサミの爆弾発言

突然アサミが言い放った。
「メンタル病む人って、だいたい人の悪口ばっかりいってる人なんですよ〜」
「なぜなら….(以下省略)ー」

一瞬でドン引いた私(絶賛うつ病で休職中)。
突然の地雷に黙る。
あいにく姉は姪と離席中。

「それはね、人それぞれじゃないかな」
すかさず義理兄のフォロー。

知ってか知らずか、悪意なく言い放たれた一言。
彼女の言葉は持論なのか、ウケ売りなのか。
全く説得力がないものの、私にはあまりにも唐突で刺激が強過ぎた。

その後、自身の休職について話題もあがったが
彼女は先ほどの発言について気づいてもいないのか
フォローや撤回すらしなかった。

よそはよそ、のはずなのに…

その後の会話の記憶はほとんどない。
言い返すどころかコメントすらできなかった
悔しさや、苦しさ。
笑いながら言い放った、彼女の顔が何度も脳裏に蘇った。

同時に私が知る、実際に悪口が好きな人たちの顔が浮かんだ。
彼らはメンタルを病んでなどいないし
病むどころかターゲットたちを執拗に追い込む。

一方、追い込まれた側の人たちはメンタルを病んだり、苦しんだり。
その場から去ってしまった人もいる。
日頃から人の悪口など言わない素敵な人たちばかりだった。

それが私の知る真実。

因果応報、お天道様は見てるよの法則

実際に、アサミが言うような人もどこかには居るのかもしれない。
絶対もないし、否定もしない。

ただ、なんの根拠もないその一言に
深く落ち込んでしまった自分に腹がたったことも事実。

彼女の帰宅後から翌日は、思い出しては涙の繰り返し。
情けないが感情を上手くコントロールすることができなかった。

今となればだが、その場でコメントをしなくてよかったと思っている。
主治医や母、友人からもそれで良かったんだよと宥められた。

追って、姉から謝られたが姉の責任ではない。
つながりを切って欲しいとも思わない。

ただ今後、私とアサミが関わることがないだけ。
人の信頼や縁はこうして簡単に失われていくものだ。

そして、いつか忘れた頃に彼女にも痛みとして
自分に返ってきてしまうだろうだけのこと。

かつ、この出来事は私もいつだか誰かにしてしまったことの
戻りという可能性もある。
良いことも、悪いこともちゃんと巡る。

そんなことから、自身を見つめ直す良い機会にもなった。
言い方や言葉選びには改めて気をつけたいと心から思う。

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