【CP】今しかない我が子の姿を描く!ハッピーセットのブランディング
マクドナルドのXが好きで、投稿に注目しているのだけれど、こんなキャンペーンをやっていた。「みんなのハッピーセット日記」キャンペーン
ハッピーセットを買ってもらう時の子どもの動画を投稿すると、CMで放送されるチャンス!という内容なのだが、オモチャ選びで珍行動をするキッズや、の反応がリアルが、自分でレジでハッピーセットを注文するキッズなど、
子どもの反応がとてもリアルで生き生きとしていて、ハッピーセットのブランディングに寄与している施策。
応募は、「#みんなのハッピー日記」でユーザーにX上に動画を投稿させる仕組みではなく、意外にもサイト上に動画をアップロードさせるフロー。
キャンペーンサイトにアップさせる仕組みを取っているのは、ネガティブなUGCをユーザーが投稿するリスクを避けるためかしら…?
調べてみると、アメリカのマクドナルドのキャンペーンで、過去に「#McDStories」をつけて素敵なマクドナルドでのストーリーを投稿してもらうTwitterキャンペーンを行ったところ、残念ながら、異物混入や商品の安全性などに対するネガティブな投稿が多数ハッシュタグに集まってしまった失敗例があったそう。
こうしたリスクを避けるのため?
今回のキャンペーンでは、マクドナルド側に管理された形で、選ばれたユーザー動画がX上で展開されているわけで、「生のユーザー投稿」ではないのだけれど、それでもやはりUGCは強い。
我が家にもハッピーマック大好きな小学生がいますが、子育て世代はやはり見ちゃうんだな、こういう動画!
ところで、ハッピーセットといえば過去のCMで「娘がハッピーセットを卒業した」と子どもの成長を描いたナレーションが印象的な「ハッピーセット卒業式」という企画がありました。
このCMを通して、「ハッピーセットって、子どもの小さい時だけの通過儀礼のようなもの」という共通認識がユーザーに広まったのだと感じている。
こうした過去の施策で「いつかは卒業するもの」という認識をうまく周知できているからこそ、今回の「ハッピーセットど真ん中のキッズを描く企画」が「二度と戻ってこない子どもの愛おしい”今”」を描いた、子育て世代に刺さるコンテンツとして成立している。
タラッタッタタ〜の子どもの声のサウンドロゴの演出もかわいくて、子育て世代の心をくすぐる。
ハッピーセットってお世辞にも体にいいとは言えないジャンクフードだし、「親の手抜き願望」✖️「子どもの物欲」の折衷点にあるような商品で、子どもに食べさせることに罪悪感も感じる親の心理もあると思うのだけど、
「子どもがこんなに無邪気に喜んでくれて、しかも小さい頃だけしか楽しめない商品」となると、親もNOとは言えないよね…
という点がマクドナルドのブランディング戦略勝ち!