【SNS】ホタテ1年分差し上げます。
北海道の川汲町という所で、ホタテやいくらを中心とした水産品を扱っている「きゅういち」という会社がXでバズっていた。
その投稿は「ホタテ1年分差し上げます」
ECストア1周年記念とのこと。全く知名度のない会社が、認知を取るにはこういう企画はもってこいだと思う。
フォロワー数は、Beforeの数字を知らないけど、現在1.4万人。昨晩18時に投稿されて、まだいいねもコメント数もすごいスピードで伸びているので、さらに拡散されていきそう(このnoteを書いている間にいいねが83.6万人と2.2万人増えてる!)。企業のフォロワーも増えて、ECサイトの売り上げ増につながると良いね。
ここからは手前味噌な話なので、話半分に読んでください。思い出した話を書きます。
私は何の物販経験もないくせに、突如の初チャレンジで、1年半前に「BBQワイヤー」なる商品をドイツから輸入して、マクアケなどのクラファンで販売したことがありました。
当時は、キャンプブームの全盛期。「BBQ大国ドイツから初上陸!くねくねBBQワイヤー」という売り文句を考え、日本にはまだないワイヤー状のバーベキュー串を輸入・販売したんです。
初めての物販でわからないことだらけ。原価計算や値付けで手が回らず、Xアカウントは販売開始の2週間前にバタバタ立ち上げ、広告を回さずにフォロワーも大していなかったのですが…
「BBQワイヤーで焼こう!牛塊肉800g当たる!」というキャンペーンを打った途端、一晩でフォロワー数が1,000人まで一気に増えたというできごとがありました。フォロワー1,000人に大して初回投稿のみで765RTや、100を超えるコメントの嵐。
ホタテ1年分とか、牛塊肉とか、誰しも一度は食べてみたい憧れのある景品って認知度関係なく、人の心を動かし、行動に移させる力があると共通点を感じました。
ちなみに上のサイトMV以外、全てデザインも自前。撮影も自らキャンプ場に足を運んで撮影しています。炙られる塊肉の動画とか、ニンニクを串に刺す手元の動画(先端が丸いのにこんなによく刺さるを訴求)とか、キャンプ好きの弟を無理やり連れ出して撮影しました。
価格を安めに設定しすぎたこと、商品力や、広告ほぼなしということもあり、応援購入金額だけ見るとそんなに売れていないのですが、日本初の製品を0→1でブランディングして、ページ作成、Facebook広告運用、SNS配信、LINEリスト獲得、キャンペーン企画実施、PR、値付け、海外メーカー交渉、関税やりとり、発送などを、全て一人マーケッターとして経験できたことは、今では貴重な経験です。
10万人フォロワーのキャンプインフルエンサーに取り上げて頂けたり、最終的には読売テレビのキャンプ特集番組や、宝島社の雑誌、エディオンの店頭展示や、WEBメディアにも取り上げて頂き、PR効果も体感できたプロジェクトでした。
ちなみに円安が進み、再入荷にコストがかかりすぎるので、追加輸入はしませんでしたが、今でも時々ご購入くださる方がいます。円安が改善されたら、またやりたいんだけどな〜、輸入物販!