小銭が落ちる音が聞こえたら拾うかどうかは別として音の鳴る方を見る。

あるある。あるある大事典はデータ捏造で打ち切られたね。

前回の記事から皮剥け出したー!ぎゃっぼーー!
うっすら鼻周りだけだったのが口周りまで!!!テンション上がる♡
効果を実感できる方が続けれる~。ぷぷぷ♡
職場では「めっちゃ肌荒れてんじゃん!」とか言われたり。マスク必須。更に日焼け対策として通勤中は帽子必須。
ついでに生理も来たしサイコー!最近遅れて集合しがちなんだよアイツ(生理)。


で、私が自分の肌と髪と子宮(てか卵巣)のことだけ考えて浮き足立ってたら(ていうか今もフラメンコ踊れるくらいノリノリだけど)、彼氏が、

彼氏が。



現役引退したいんだってー!まじで?急だな!
首痛いのが良くならなくて、パフォーマンスあげるのがこれ以上難しいと感じるそうで。

「そろそろ(戦力外としてクビになる)かもねー」って不安を口にすることはあっても、辞めたいと自分から言うことはなかったのに。
そんなに首痛かったんかい!って感じ。最近膝も痛いって言ってたしなぁ。(首は骨に異常が出てて、痛み止めの注射も効かないレベル)体の不調も私が聞かないと言わないし、自分から言うってことは相当なんだろうなぁと予想できる。

あと多分、本人は言わないけど、最近試合出場しても20分出られればいい方で、フラストレーション溜まってるんだろうな。
アラサーだからなぁ。体力も持久力もそりゃ、若い子の方が良いだろうしなぁ。同じポジションに彼氏と若い子の2人だけだったら若い子をまず出して、バテてきた後半の交代要員として彼氏をリザーブにするだろうなぁ。

プロの世界は厳しい。


ここからは私サイドの話。
現役引退まで待ってくれと言われてる。今春時点であと2年ぐらいは頑張らせて欲しいと言われていた。
待つとも待たないとも言ってないけど、現状付き合いが続いてる我々にとって拒否がないということは、待っているということになりますよねー。
「もう辞めようと思ってる」=「お待たせしました!結婚しましょう」っていう認識になっても仕方ないよね?こっちとしては。
この方程式、彼氏くんわかってない。
だから君はいつまで経っても私の彼氏なんだ。私以上を狙えないんだよっっ!

で、ここからが唯一(?)にして最大の問題で、(私の周りはここからの問題を一番危惧してて、それ含めて別れた方がいいと思っている。)
ずぼり(ずばりの最大級)、「ただの会社員になった彼氏を、愛せるのか。」問題

そもそも私という人間は、博学とか、楽器が得意とか、とにかく面白いとか、えげつないぐらい男前とか、キラリと光る何かがある男の人を好きになる。自信満々に得意なことをしていると魅力を感じる。
そんなところでいうと、今の彼氏は、試合に出てたらそれはそれはもう!闘争本能とか全面に溢(あふ)れて溢(こぼ)れて垂れ流す程の雄(オス)感。仕事と家の往復をしてるだけの男性では中々感じられない男らしさを、彼に感じてしまう。彼に対して沼の如くハマった要因としてそれは大いにある。

そんな沼にハマる程の男らしさ丸出しの彼が、今は週1日会社に顔出せばいい方だったのに、平日フルでオフィスワークに勤しむ。
仕事と家の往復だけになる。恐らくほぼ新人レベルの能力。
同僚も上司も、今はチームに所属しているから仕事量が少なくても、仕事ができなくても何も言わないでいてくれる。それが、毎日出勤するようになって無能が露呈したら?
自分のできなさに彼自身が絶望したら?与えられた仕事をこなそうとせず、次の宛てもなく逃げる道をすぐに選んだら?
そんな状態で求婚されたら…?

私よ私よ私さん。そんなときどーすんの?

…。
私よ私よ私さん。「私のことを逃げ道にしないで。」って伝えちゃうかも。
(で、「どういう意味??」って聞かれちゃうと思う。)
仕事一本になったとき、選手の時と同じ熱量で仕事できるか謎だし(恐らくできない)、仕事の覚えも悪くて向上心がないから出世しないだろうし、なんなら業績が落ち込んだらリストラ候補だろう。そんなことになっても彼を変わらず支えていけるのか?
私の周りは、親含めてこの辺を心配してるのだ!割と早い段階から!みんな先見の明やばすぎでしょ。(親は誰を連れてきても粗を探すと思うけど)


なにせ、「俺≒選手」っていっても過言ではないくらい、人生の半分を選手としてやってきた。それなのに、終わりに近づいてると感じてる今、彼は何を思うのか。
ひとまず私に出来ることって、顔見とくぐらい?とか思って、その日は、仕事終わり~親友ちゃんズとのご飯の間に彼の部屋へ。(事前連絡なしで)

ドアがっちゃーん!靴スッポーン!引き戸ばぁぁああん!
私「彼氏くん!!!」
彼「??あれ?どうしたの??」
私「大丈夫??!」
彼「…え?大丈夫。。。?」

彼、ソファで寛ぎつつ、イヤホンで曲聞きながらタブレットで麻雀してた。

なんじゃこの通常営業。
ま、正直こんな感じだろうなと思ってはいた。安心した。多分、最終的な決断を自分に下してない。
(つーかよくわからん女がいなくてよかったし、何より落ち込んで泣いてたり手首切ってたりしてなくてよかった←それはねーわ)

ソファで足伸ばして寛ぐ彼の上にのしかかる。抱き締めて彼の体温を感じる。(彼はまだ麻雀してます。というか、いついかなる時でも彼は南四局までします。)

(色々聞きたいな。)

(彼は話すのが苦手だから、私が尋ねて彼が声に出して答えることで、彼自身も気づかない感情に気づくことが出来るかもしれない。)

(とはいいつつも、単純に彼の気持ちに興味があるってだけかも。あと、直近の予定とか←本当に辞めるなら引退セレモニー参加したいから仕事休みとりたいし)

(でも、私に言わない彼の色々なことは、彼が私に言いたくないから言わないのもわかってる。)

(それを無理矢理こじ開けるのは良くない。)

(私はこじ開けがちだ。こじ開けていいことばかりではない。わかってる。自分に都合の悪い気持ちを聞いた時に最善の対処が出来る自信がないなら、こじ開けるべきではないんだ。)

(…何も言わずにただ見守るって難しいな…)

「…」
「…」タブレットぽちぽち
「…」
「…」タブレット閉じる
「…」
「…」

ぎゅー。

「あっ。そうそう、こないだ行った結婚式の引き出物のカタログ届いた。何か欲しいのある?」
「そーだなー。食器ほしいな!」
「いっぱい持ってんじゃん!」
「あと、大学の同期が子供生まれてお祝い送ったから、それもカタログ届いた。」
「なんかこれディズニー推しだね~~~」
「そーだねー。あ、おもちこんな感じの鞄欲しがってなかった?」
「ほしかったけど、こんなミッキーまみれの使いこなす自信がないわ~。」
「ちょいダサ?」
「そーだねー。あ、やば、今何時??そろそろ出なきゃだ!もう集まってるんだよー!」
「今日ご飯だったっけ?●●で?」
「そー!走って駅まで行くから、今日は玄関まででいいよ!」

最後に立ち上がってぎゅー。
見つめ合ってちゅー。

離れようとしたらまだ足りなかったらしく、

もう一回ぎゅー。

「行ってきます!」
滞在時間約30分。

これって、なんだか愛に似てない?
君もそう思ってくれてたら救われるんだけどな。

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