カラタチの最果てのセンセイ!を聴いた。
令和も6年になる。
息子が生まれて、数日後に令和になった。
息子は0歳スタートで、令和は1年スタート。
遅れた始まったやつが一つ上だ。
馬かよてめぇややこしい。
様々なIT革命の弊害で、野良人間にもアウトプットの場ができてしまい、こういった文章を書き残したりしてしまえる。
既存のメディアを牛耳っていた、人たちも大衆の作り出す流れに無駄に逆らうことが賢明ではないと思ったのか、「おいおい、それ曲げて大丈夫?」みたいなことを脊髄反射のように決めてしまう。
昔はよかったなぁ とか、今はつまんねぇ とか、いうつもりもない。
制限のある中でのほうが、アイデアが出ると思っているので、自由すぎるのは多くの人にとって障害にもなりえる。
ただ、素直にとらえた場合、まーあ、めんどくせえなぁが発生する。
スピードが求められる時に、一瞬のブレーキになってしまい、一番おいしいタイミングを逃してしまうことになる。
なんとなくの空気感で共有されている禁忌。
それが突然 ぶち破られた。
あふれだす脳汁。
色のない世界が、極彩色で彩られる。
これは、制限のある世界に慣れた体でしか体験できなかった。
その体験を与えてくれたのは、ポッドキャスト番組「カラタチの最果てのセンセイ」だ。
聴き出したきっかけは千原兄弟 千原ジュニア氏のYoutube カラタチゲスト回だった。
存在は知っていたが、注目をするような存在ではなかった。
キャラ漫才でしょ?くらい。
ヲタクコンビだと思っていたのだが、ボケの前田氏はアイドルヲタクというより、欅坂46の武元 唯衣さんの単推しだ。(怖いので公式サイトまで検索して文字列をコピペした。)
ふんわりとアイドル界隈を好きだというのとは意味が違う。
ネタ書きであるという部分もあり、ガチの部分とエンタメの部分が綺麗に融合し芸人の個体としても面白い。
しかし、私をエクスプロージョンさせたのは、相方の大山氏だ。
Youtubeの中盤に差し掛かるとき、異変が起きる。
アニヲタだと思っていた大山氏がエロゲヲタだと発言。
そこから熱をもって繰り出される、エロゲ界隈の常識。
外様から見ればただの屁理屈。
やっば、この人、純度が高い…
俄然興味がわく。
もちょもちょ話す ザ・ヲタ的な前田氏 と 声にハリがあり、聞きやすい声の大山氏。
見た目の陰キャ感からは想像できない声のバランスの良さ。
ラジオを聴ける環境もネットのお陰で多様化。
完全リモートワークで仕事中でもラジオが聴ける。
ポッドキャストでカラタチの最果てのセンセイを検索し、登録。
一話から聞き始める。
なんと、なんと。
最高じゃないか!
熱量が高い!
ヲタのダメな面を包み隠さず お互いが傷つけあうことを厭わず 素手でぶん殴りあってるじゃないか!
ロートーンで各々のディープな世界を紹介してくれる、見識の広がるラジオとかではなく、バイオレントな逸品。
※こっから敬称略すません。
相方のヲタ活に理解があり、仕事への影響以外は よし としてくれる大山と、
まったくもってエロゲを馬鹿にしてイジる前田。
ネタのイメージでは、ドルヲタの異常行動を、それを注意するイメージだったので、脳がねじれる。
ただのエロゲヲタでなくて、エロゲの中でもシナリオ重視で、ゲームで抜かないという大山。
これが外様の私には全く理解できない。
シナリオ重視…?エロゲというカテゴリで勝負する意味とは?ターゲットが狭まるだけでは?
こんな弄りシロをナチュラルでもってるなんて強すぎる。
前田の一方的な攻撃を「んまぁんまぁまぁ…」などと弱い受けでいなす大山。
攻撃の手を緩めない前田。
さすがネタ書き。
角度が多角的でオモシロを含めてガンガン攻めていく。
大山「うるせぇてめぇ!ぶっ〇すぞ!」
ぱふぁぁ…
脳の筋からたくさん芽吹き、一瞬で花が咲きキラキラした粉末が出て体を包む…
少し前のテレビではよく聞いたはずだ。
今は書くことさえ憚られる「〇す」…
それを!躊躇なく!大声で!叫んだっ!!
なんという快感でしょう。
制限のない世界では味わうことができなかった、世間の空気感とかいう不確かなもので作られた禁忌が、抜かないエロゲユーザーの限界を超えた先に放出された精神のスペルマで汚された。
もう、前の世界には戻れないけれど、裂け目から垣間見れる。
その突破口を 童貞ちん〇こで膜を破りやがった。
「…そりゃぁ 聴くよなぁ…」
これがファーストインプレッションだ。
お互いのフィールドが違うからなのか、お互いのフリートークにヘルプすることがなく、きれいにまとまることなく終わったり、前田が仕込んだ笑いの種をわざとなのか無自覚なのか全く拾わない、広げない大山。
…人気ラジオになるってことは、これが成長するのか…楽しみだ…
先日、最新回まで追いついた。
おい!全然成長してないやんけ!
初期から顕著だった前田のステップワークを生かしたエロゲ弄りが、それだけでない剛腕パンチまで混ざるようになり、大山の当初からの無尽蔵のパワーによるランペイジ。
パワーだけがガンガン上がっているし、聴いてて楽しいけど、話術、コンビネーションは成長の余地があるまま!!
人気がありすぎて、本来終わるはずだったラジオの継続が決まり、ポッドキャストだけでなく、Youtubeでも配信が始まり、予算確保のためにメンバーシップが始まった。
俺?入らんけど…
うなげろりんみたいなオモシロ資金集めなら、乗っかりたいと思います。
さぁ、無料で聴こう!
「カラタチの最果てのセンセイ!」
Youtube:https://www.youtube.com/@n93-905