日常#51

この間、バイトの前に用を足しておこうとトイレに向かっていたところ自分の前を歩いていた高校生カップル(男女)が2人で多目的トイレに入っていくところを目撃しました。入っていくとき、男の方と目が合って、彼は一瞬バツが悪そうにして、立ち止まって、それでも2人で入っていきました。
立ち止まんなよ、そこまで来たなら潔く行けよと思って、「どうした?なんか困ってる?」とか意地悪なこと言ってやろうかなとか、立ち止まってぢっと見つめてやろうかとか、入ったあとノックしてやろうかと思ったのですが、黙殺することが大人の対応なのでは? いや、ちゃんと注意することが大人なのでは? と葛藤したり、これは高校生カップルという自分がもう今後絶対手に入れられないものへの憧れ、羨望、僻みなのではないか? と思ったり、いや、中高校時代に学校のトイレで友だちの性処理をしていた自分と何が変わらないんだ? と思ったり、実は本当に多目的トイレに2人ではいらなければならない健康上の理由があるんじゃないかとかトイレよりホテルかどっちかの家かでした方が絶対気持ちいいやろ、いやトイレでしか得られない興奮ってあるのか? とか色々考えてしまって、最終的にはうーーーんどうでもいいや! うんこしてぇしと思って、その場を去りました。

用を足して、多目的トイレの前を通り過ぎたときまだ鍵は掛かっていて、今ここでヤってんの、かな……と思って、いいな〜ノンケは洗わなくてもすぐセックスできて、俺も1日デートしたあと焼き鳥屋さんの並びのカウンター席でけらけらと笑って、呑み、食べ、膝が当たり、焦って離し、彼が席を外したタイミングで会計を済ませ、戻ってきて行こっか? みたいな状況でなしくずし的にセックスしたいからマンコ欲しい〜〜〜! 実績解除とかランク報酬でマンコ支給されないかな〜〜〜! ふたなりイラストはこうした思考の成れの果てなんだろうな〜〜〜とか思いつつバイト10分前で急げ急げと早足で歩きました。
現在、900字ほど書いたところですが、句点が4つしかありません。饒舌、饒舌。そして、成人向けの記事に設定されてしまいそうですね。この記事で勃起したりケツが疼く人がいるとは思えないんですが。


昨日、今日と2日連続でライブに行ってきたのですが、やっぱライブっていいですね。昨日行ってきたのはChilldspotというこれから音楽界の最前線に出てきそうなクラウチングスタートを切ったようなバンドだったのですが、彼らは自分の1個上の世代で、ホモ的に言えばH14の代で、それはもうおびびもおびびで。こういう自分とそんなに歳が変わらないのに何かを残している人をみて落ち込むのはもうやめたので、純粋にすごいな楽しいなライブってやっぱ最高だな〜とブチ上がってきました。
心臓の少し上で響くバスドラムとベース。こめかみの奥で鳴るハイハットとハイフレットのエレキギター。ボーカルの歌声で脚先から全身に立つ鳥肌と会場の熱気と歓声が非日常であーやっぱりライブ好きだな〜と実感しました。

今日というか、今、ライブが始まる15分前にこうして書いているのですが、今日は人生初めてのひとりでライブに参加していて、自分のような日陰の人間がライブなど参加してすいません……と大人しく1番後ろでスタンバっています。今日のライブはPEOPLE1という若者に人気のバンドで、これからアツいバンドだと思ってる。というか十分もうアツい。
彼らの作る音楽には都会に生きる孤独感とか何者でもない感とかけれど、それを等身大の自分として認めようというメッセージとか自分らの作る音楽への猜疑心とそれを乗り越えるための自己愛が感じられて、もがいている様が人間臭くて好き。なんだか言葉にしちゃうとチープになっちゃいますね。ぜひ聴いてください。

ライブ終わりました!ゐゑ〜ゐ!最高だったぜ!
フェスとかライブに行くたびになんだか宗教みたいだな〜とおもう。壇上のアーティストに向かって数千もの腕とそのおよそ五倍の指が揺れて、釜茹で地獄からの救済を求めるかのよう。PEOPLE1のライブの名前「PEOPLE SAVE THE F×××ING WORLD」だしね。
宗教がよくないみたいなこと言いたいわけじゃないし、宗教について是も非も特にないんだけど、好きなときにいけて、特に制約もなくて、1回1万円かそこらで救われるなら素晴らしい宗教だな〜とおもう。入信したい。というかしてるのか。

また書きます。

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