日常#53

夏休みが始まって、かといって特に何もすることがなく、しかしその状況の幸せさたるや何たるものか、とクーラーの効いた部屋で水出しの紅茶を脇にこうして認めているのですが、コップは滴るほどに汗をかいていて、部屋の中でそこだけが夏景色です。
窓の外からシャアシャアとクマゼミが、チーーーとニイニイゼミが鳴いていてあいつらすげえな~、だって この暑さの中ずっと「俺とセックスしようぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」って叫んでるんだよな~と思って、自分も某アプリでエロハウリングでもしてみようかと思ったのですが、性に合わないのでやめました。
某アプリのハウリングは眺めているとときどき面白いものがあって、最近見つけたものでいうと「鬼畜巨根です。」と「18.5nmタチ❗」の二つです。大きな男性器を表す言葉は様々ありますが、巨根、爆根、デカマラなどどれも一つの独立した単語として存在し、鬼畜のように形容詞をつけて付加価値をつけるという感覚、そしてそのワードチョイスにシビれましたね。多分刃牙とか読んでるとおもう。俺も鬼畜巨根ですとか言いてぇ~
nmという言葉はこちらの界隈ではしばしばゴムを付けない、つまりは生を指すのですが、18.5という長さを指すであろう数字の後にあったせいでナノメートルと読んでしまってくすっとなりました。
おもしろいハウリングを見つけたらtweetするのではなくてこっそりLINEとかで教えてほしいです。あ、失礼しました、今は’’𝑿’’でしたね。


自分はよく通る声質をしているというか単純に声量が大きいというかその両方なのか、要は人から声のボリュームが大きいと言われることがしばしばあって、まぁそれも初めての場所とか初対面だとそれほどではないのですが、打ち解けたり、場に慣れたり、楽しくなるにつれて声が大きくなるという特徴があります。嫌ですね、猫かぶってるくらいがちょうどいいんでしょうか。
高校のとき、体育館でバドミントンの授業をしていた期間があって、自分はバドミントンがとても好きで、しかも一番仲のいい友だちとずっとしていたせいで音量ツマミが振り切れてしまっていたみたいで、僕がいる日と欠席した日では体育館内のデシベルの桁が1個違うねと言われたことがあります。
自分はその大きめの自分の声、ひいては笑い声が結構好きなのですが、TPOを弁えないと迷惑になることは目に見えているわけで、これは大きめのTIMPOが時として凶器になることと同じ構図をしています。今回はそれで少し失敗したなぁという話です。

自分は月末の日曜日に開催されているゲイの読書サークルにちょくちょく参加していて、今回も参加してきたのですが、今回はいつもよりも人数が少なく、かつ自分の仲のいいひとや顔見知りの人が多くてリラックスできる環境でした。
読書会が終わると、行きたい人たちでご飯会に行くのですが、今回は二丁目の近くの居酒屋に8人でいって、4人ずつに隣り合わせの卓に分かれました。二丁目の近くとなるとやはり、多分初リアルやろうなという二人組がいたり、あ、ビデオでよく見る人やという人がいたり、Twitter上で僕が一方的に可愛いな~と思っている人がいたりとあぁ狭い世界だなぁと思うばかりで。あぁ、これも’’𝑿’’上ですね。
卓が2つに分かれるとどうしてもそれぞれの卓で会話をするということになりがちで、そのことに一抹の寂しさを感じつつもまぁ楽しいし、次とかに一緒になればいいかぁ~とそれぞれの卓でワイワイガヤガヤしていました。
読書会の延長線上のようなすこし真面目な話からゆるんだ、くだけた話に移り変わったころにたまたまどちらの卓にも会話が途切れたタイミングが訪れ、そのとき隣から「セックスの話ですか?」と聞かれ、わー二つの卓の交流だーと嬉しくなってつい音量をミスって「セックスの話ではないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と言ってしまいました。どう考えてもセックスという単語を公共の場で発するべきではない。教育教育死刑死刑。ごめん、僕らの近くでおそらく初リアルをしていたであろう二人組。いい感じの雰囲気とか醸してたらそれ、消し飛んじゃったよね。比較的空いていたからまぁ、まぁ許容? ですか? って感じではありましたけど、アルコールが入っているわけでもないのにこれなら酔ったら自分はどうなるんだろうかと今から少し怖いですね。ちなみに隣の卓はプライベートサウナでOnly Fansを撮ることについて話していたらしいです。それくらいの温度感の話、いつまででもしていたいですね。

また書きます。

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