日常#45
モチベがあるときは書きかけのnoteの記事が4、5個あるのですが、ここのところ全くと言っていいほど無くて、とはいえこうして書いているのは習慣になっているからでそれはいいことだなぁと思っている次第です。
今(1週間くらい前)は友だちとマリオの映画を観に行くために新宿へとガタンゴトンとゆられているのですが、自分の立っていたのは優先席の近くで乗ってきた妊婦さんやベビーカーを押した若パパさんに席や場所をゆずっていて、当然の行為といえばそうなのですが、勇気のいる行為なわけで、やっぱり人の優しさに触れるのは気持ちのいいことだなとおもいました。赤ちゃんの靴下がかわいかったです。
新宿でマリオの映画をみて、今年浪人生を卒業した友だちの家に泊まりに行って、徹夜でスマブラをしてボドゲをして、おもむろに将来への不安をこぼすほどには酔っていなかったので、生乾きの下ネタでケタケタと笑って、徹夜を後悔し始めるころに空が白みはじめた。
ゴールデンウィークにヤリモクで会った人がいて、事を終えてIQを取り戻しつつある彼がぽつりぽつりと「最近まで俺付き合ってたひとがいてさ〜」と話し始めた。一年ほど付き合って、3ヶ月前に別れたこと。一回り下の大学生と付き合っていたこと。円満な別れ方をしたこと。だけれど、別れた今連絡をするようなこともなく困っていること。就活で大変そうな彼が心配なこと。クローゼットの奥に彼の服がまだ仕舞ってあること。自分の歳上としての甲斐性のなさが原因ということ。
他人の性愛の話を聞くのがめちゃくちゃ好きなので、一夜の相手にそんなこと話すなよなどとは思わずに嬉々と聞いていたが、自分の目ではなく組んだ手元を見つめて話す彼をみてなんとなくああきっと自分は彼の元カレに似ているんだろうなとおもった。というのも自分も彼と会うことを決めたのは自分が前に好きだった人に顔や体型が似ていたからだった。言ってないけどね。「あの」人に似た誰かに面影を求め、寂しさを埋めるのは一時の対処療法に過ぎず、余計に虚しさを実感することであって、この二人の空間は現代のインスタントな恋愛の成れの果ての姿だなあ〜とおもった。その証拠に彼とはもう連絡を取っていない。
そして彼の匂いが中高でかわいいな〜と思っていた友人と同じ匂いで、とても好きな匂いで、どんな柔軟剤使っとるんですかー?と聞いてしまった。ほしいものリストにはいれてあるけど、買うかどうかは微妙かも。あ〜あ
ある夜にシャワーを浴びているときに思い立って、京都に遊びに行くことにした。出不精のくせに思い立ったときの行動力は凄まじいので、風呂を出てその日の夜に出ている夜行バスを調べ、ゴールデンウィーク期間に合わせて値上げされていることにブチ切れ、これなら新幹線でパッと楽に早く行った方がいいと翌日の便を予約した。
関西に高校の友だちがいっぱいいるので、夜に明日泊めてくれん?と連絡すると快諾してくれ、明日何してん?暇やろ、来てやと言うと四条に昼にいくわ、あとプロコンは死んでも忘れるなよ?と言ってくれて、弾丸京都旅行がはじまった。
1日目は5人、2日目は10人、3日目は9人でぞろぞろと京都を練り歩き、食べ歩き、電車で寝過ごした。
夜は徹夜でスマブラをしてマリパをしてボドゲをして、交代で誰かが泥のように寝ていた。大学生の遊びってどうしてこうも徹夜なんでしょうかね。
京都から名古屋に行くときは鈍行列車でのんびりと帰った。新幹線でパッと早く楽に帰るのもいいんだけど、在来線の車窓から見える景色には初めて見る景色なのにノスタルジーを感じることが多くておすすめです。
錆びたトタンの町工場。田んぼの畦道にどういう訳かある鳥居。川の鷺。小さい頃東京タワーだと思っていたアレ。有限会社の看板。トンネルに入って暗くなった窓に映る自分。駐車場のデカすぎるコンビニ。
それらを切り取ってカメラに収めようかとおもったけど、そうするよりも今は自分の目で見ていたいなとおもったからやめた。写真を撮るのが趣味な人間がそれを億劫に感じるような美しい景色は残していかないといけないと感じた。
また書きます。
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