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モバマス展に行ったら、幕引きまでを自分ですることになったおはなし。

【注意】
この記事には、以下の要素が含まれます。

  • 『アイドルマスターシンデレラガールズ~ありがとうが集まる場所~』(以下モバマス展)東京展示の感想と一部ネタバレ

  • 割と考察も交じっています。

  • 今回は完全な雑文です。あまりクオリティは期待しないで頂ければ。

今や、『アイドルマスター』ブランドの一つとして立派に成長した
『アイドルマスターシンデレラガールズ』(以下モバマス)。
そのモバマスが、去る2023年3月30日に幕を閉じました。

モバマスのサ終告知画面。
ひとつの大きな歴史が、幕を閉じた瞬間でもありました。

11年超も続いた、お化けコンテンツ。
いわゆるソーシャルゲームの開拓者のひとつとして、
大往生とも言える幕引きでしょう。
以降は、実質的な後継作となる『スターライトステージ』(以下デレステ)に、本格的にバトンが渡っていくこととなります。

今回は、そんなモバマスが最期に用意してくれた、
幕引きの舞台に関するおはなしです。

6月下旬からは大阪でも展示がありますので、そちらも是非。
お餅は大阪会場も行く予定です。対戦よろしくお願いします。(?)

はじめに:モバマスPとしてはどうよ

私はデレステからモバマスを開始……
正確に言えば、復帰したプロデューサーです。
現在こそ『あんこーるもち』を名乗っておりますが、
モバマスではサ終まで、旧HNである『クロス』で活動しておりました。
(モバゲーのHN変更方法が分からなかったともいう。)
モバマスの方は活動が活発なタイミングと
休眠しているタイミングがはっきりしているタイプでしたね……

参考程度に、私が上位入賞(と、寝落ちで逆ボダをかました)イベント一覧を。
のあにゃん様作成の『モバマス順位称号作成機』を使用させていただきました。
なお、【乙女の帰還】小日向美穂についてはサ終前に2枚、しっかりお迎えしました。

最終的なレベルは188、ファン数は787万5600人ほど。
PランクはSSでした。あまりやってねぇな?
※本データは『デレマスボーダーbot』ポータルサイト
https://pink-check.school/)より引用させていただきました。
P名、出来ればモバゲーIDがわかれば
ちょちょっとデータを持ってこれるので、思い出の振り返りにぜひぜひ。

プロダクションの方は、『気儘牧場』様に復帰~最後まで所属。
『プロダクションマッチフェスティバル THE FINAL』では、
割とワンマンアーミーで頑張った覚えがあります。
活動が割ときまぐれなPでご迷惑をおかけいたしました。
そして、最後まで所属させていただき本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

本文:モバマス展の感想と最期の大仕掛け

1.そもそも何でモバマス展行ったのよ

理由は大きくふたつ。
1.2023年5月4日開催の『ゆめゆめドリームワールド!!3』に参加したこと
2.同じく行きたかった『コウペンちゃんダイナー』も
  池袋で開催されていたこと

後者全くデレマス関係ないな?????????????

あ、一応コウペンちゃんダイナーのページを置いておきます。
モバマス展 in 東京が終わるまでやってるので、
帰りに寄っていただければコウペンちゃんもよろこびます(?)
これ大阪会場も同じことになったら面白いな

閑話休題。
まぁ割と「せっかく東京に来たからモバマス展も覗いておくかー」的なノリで行ったわけですが。

想像の10倍以上にやっべぇ舞台が、そこにはありました。

2.モバマス展の感想。

エントランスから入ると、11年超の歴史を描いた『年表』が目に入ります。
ちひろさんの案内が終わってから右側を見てみると、
スタドリとエナドリが乗った業務机が。

カレンダーは3月、時計は12時手前を示しています。
もうこの時点で「あ、お餅死んだな」とか思ってました。

続いて『導入展示』エリア。
なんと190名の代表カード+トレーナーさんが順繰りに映るという、
いきなりトップギア仕様。
周囲には、これまた各アイドルのカードが散りばめられていました。
この後の展示を考えたら、これでも十分序の口だったのですが。

雪美ちゃんに初めて声がついた、思い出の一枚。

その次が『アイドルエリア』と『展示特別映像』。
『ココカラミライヘ!』に合わせて展開される特別映像は、
これまた190名が登場する超豪華仕様。

これまでのアニバーサリー記念ムービーを
想像して頂ければその通りかと思います。

方向性としては、こちらの9thアニバ記念ムービーが一番近いかもしれない。

なお、内容の詳細こそ伏せますが、
この特別映像はしっかりと見ておくことをお勧めします。
参加型企画コーナーで受ける感動が、更に段違いとなりますので。

その手前の『アイドルエリア』も、壁や柱にカードが大集合。
そしてぷちたちも属性ごとに大集合と、
写真を撮るならここは外せないでしょう。

個人的には【シンデレラドリーム】緒方智絵里が
非常に刺さりました。ずりぃぜ。

ここまでで割とおなか一杯ですが展示は後半戦、
ここから『衣装展示』エリアまでは速足でいきます。

まずは『イベント紹介』。
ここでは幾つかのイベントの登場カードと、
劇中のセリフの1部分を抜粋して紹介。
こちらも、イベント総選挙上位の展示だったと思います。

『蒸機公演 クロックワークメモリー』。
ユカとヨーコの決戦が、色鮮やかに蘇る。

次いでの『シンデレラガールエリア』は、歴代シンデレラガール10名が勢ぞろい。
『衣装展示』は、これまでのリアルライブ衣装が勢ぞろい。

そして最後の、『参加型企画』。
これがモバマス展最大の目玉にして、
モバマスが仕掛けた最期の大仕掛けでした。

3.「ありがとう」が集まる場所、
そしてプロデューサーに『幕を引かせる』場所

率直に言います。これ以降怪文書感が大分増しています。
考察も含みます。

もし不味いなと思ったら、ここで読み終えていただければ。

そもそも、ソーシャルゲームにおける『終わり』『エンディング』は、
明確に描かれないことがほとんどです。
大多数のソーシャルゲームはサービス終了のアナウンスがあった後、
特に専用のエンディングが用意されることも無く終わります。
モバマスもまた、『ラスト・シンデレラストーリー』という
ひとまずのエピローグは語られた
ものの、
その時が訪れると同時に、終了告知画面に転移して終了となりました。
さながら、シンデレラの魔法が解けるかの如く。
普通のソーシャルゲームでは、それで終わりでしょう。

ですが、モバマスは違いました。
モバマス展そのものを、
エピローグの続きと終わりの場所としていたのでは?
今振り返ると、そうとしか思えないのです。

思い出してみてください。
冒頭の年表エリアの業務机のカレンダーは3月を示し、
時計は12時手前を示していました。
モバマスが終わったのは、何時でしたか?
15時丁度、まだ時計は24時を示していませんでしたよね?

ここは、この場所は。
シンデレラ達の想いが生み出した、奇跡の場所なのです。
15時から24時までの間の中の、ほんの数分間。
ただ、プロデューサーに「ありがとう」を告げる為だけに作られた、
特別な場所。

『参加型企画』に至るまでの展示は、シンデレラ達の魔法の賜物です。

しかし、残酷なことに。
ここは同時に、プロデューサーが自ら24時の鐘を鳴らす場所。
即ち、モバマスという舞台に『幕を引くための場所』でもあったのです。
この『参加型企画』のひとつが、それにあたります。

モバマス展に訪れた瞬間、止まっていたはずの時間は動き出し、
解けていたはずの魔法は、再び形を成しました。
ですが、シンデレラの魔法は解かなくてはいけません。
だって、『物語は既に終わったのですから』。

では、どのようにして魔法を解くのか?
その方法とは、ズバリ『プロデューサー参加型のエンドロール』です。

企画ブースにQRコードが設置されており、
それを読み取り自分のP名を送信すると、
エンドロール画面にその名前が載る。
たったそれだけのギミックですが、
『エンディング』の一形態として非常に画期的な内容と思いました。

モバマスで語られる物語は、
各種イベントやエピソード等で語られる箇所もありましたが、
基本的には各プロデューサーの体験により創られたものと考えています。
ならば、物語に終止符を打つのもまた、プロデューサーであるべきです。

ソーシャルゲームには通常、明確な『物語の終わり』がありません。
先述した通り、
通常はサービス終了に伴って強制的に物語を終わらせられます。

正直なところをいうと、
モバマスも同様の終わり方をすると思っていました。
ですが、モバマスは『エンディングにプレイヤー自身を参加させる』という
シンプルながら、強烈な方法で〆てきました。

ゲーム内で明確なエピローグを描いて、
さらに展示会で自らの手で幕を引かせる。

こんな素晴らしい幕の引き方、初めて見ました。
リアルと虚構が入り混じるコンテンツだからこそ、
出来た手法なのかもしれません。

ということで。
モバマスを知る、モバマスをやっていた全ての皆さん。
『ありがとうが集まる場所』で是非、
自らの手で『アイドルマスターシンデレラガールズ』という物語に
幕を引いてあげてください。

さいごに

全ての物語には、原則として終わりが存在します。
人の生が、いつか終わるのと同じように。
始まった物語は、いつか終わらせる必要があるでしょう。

その『物語に終止符を打つ』機会が、
『ラスト・シンデレラストーリー』であり、
『ありがとうが集まる場所』でした。

正直な話、『各プロデューサーと担当アイドルの物語』は、
本人が望めばまだ語れます。

二次創作という形で、発表する機会もあるでしょう。
ですが、『アイドルマスターシンデレラガールズ』という
タイトルにおける物語は、ここで明確に幕を閉じました。

何故か?
この場所で、自分の手で『エンディングを作った』でしょう?

明確な物語が存在しないソーシャルゲームにおいては、
各プレイヤーに委ねられがちな『物語の終わり』の定義。
それに対して公式でしっかりとした定義を行い、
さらに上手くプレイヤーを巻き込むギミックを作られたところが、
モバマス展が天才的、かつ悪魔的だと思った次第
です。

ありがとう、アイドルマスターシンデレラガールズ。
お前は最後までやべー奴だったよ。

※5/13 現地の写真を追加し、
それに合わせて追記を行いました。
※5/16 本展示の特別生配信において、
最期のギミックについて言及がありました。
その為、内容への言及については問題なしと判断。
後半部分について大幅な加筆修正を行いました。
(5/22更新:当該生配信の公式アーカイブが公開されておりましたので、下部に載せておきます。)

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