言葉にならない…おもち推しの長編BL小説3選
はじめに
長編のお話って完結まで書くだけでも大変なのに、ずっと飽きさせず、全ての伏線を回収して、最後には読者を満足させるというすごい作品が存在します。
ほんとうに、、作者さま方には尊敬の念を抱いてやみません。
今回はちょっと泣けるBLに厳選してみました。みなさんの性癖に刺さりそうなものがあればいいな。
※読了時間は毎分500文字想定らしいのであくまでご参考まで。私は読むのが早いので、この半分くらいの時間を想定して読むことが多いです
緑土なす
ムーンライトノベルズ
Kindle
57万字(読了時間1,133分=約19時間)
BL初心者にとっては衝撃作だった本作品。
はじめ主人公の育ちだとか王族の特殊性とか、入り込めないかも…と思っていたんですが、情景が目の前に容易に浮かぶほどの描写と波瀾万丈な展開に、気づけば読み続けていました。
そして後半から涙が止まらなくなり、最後まで読み切る頃には「出会えてよかった!!!」と声を大にして言いたいくらいの満足感を得られました。
今回ここに載せるにあたって読み返したんですが、めちゃめちゃ楽しめました。改めて最高すぎた。(初見ではハラハラドキドキ心臓が痛いくらいで大変だった)
主人公である足弱の純粋な心に胸を打たれ、攻めであるレシェイヌの愛に胸を打たれ、灰色狼(読めばわかる)の献身に胸を打たれ…
読後の余韻は幸せ、の一言に尽きる。
たくさん泣いて心のデトックスにもおすすめです。
書籍が単行本で5冊刊行、コミカライズも開始されているさすがの貫禄。
書影がどれも美しすぎて素晴らしい…
天上に星は満ちているか
ムーンライトノベルズ
Kindle
330万字(読了時間6,612分=約110時間)
文字数が桁違い!!!笑
この度やっと二度目の読了を達成しました。長い…けれど面白さも桁違いです。
中世ヨーロッパの架空の国を舞台としたお話で、実話を元に書いてるのかな?ってくらいリアルで重厚な歴史小説。序章からグワッときます。
主人公のラビアが辛い時間を過ごしたり、いろんな人が亡くなったり、ほんとうに読んでてつらい場面も多い。それでも必ず前に進んでいて、文章力が半端なく高いから読み続けられる。
そしてちゃんと最後はハッピーエンドなんです。スカッとします。読んでよかった〜!!!と思うこと間違いなし。
国を巡って争うとか策略を巡らして勝利を得るとか(デルフィニア戦記とかキングダムのような)壮大な話がすごく好きなんですが、そんな要素もあってすごく読後感が気持ちいい。
ムーンですべて無料で読めるんですが、Kindleの電子書籍版は番外編が充実しているのでこちらもおすすめ。
そしてですね、、これは読破した人全員が読むべき外伝集がKindleにあります!
La Vie en Rose
本編後のお話なんですが、ラブがLOVEです。
ぐっちゃぐちゃになった情緒が救われる作品。おすすめです。
精霊を宿す国
95万字(読了時間1,893分=約32時間)
本作品も、改めて時間をかけて読み直したら素晴らしすぎて、勢い余ってレビューまで書いてしまいました。。
読み返した1週間のあいだ、これでもかってくらい泣きました。
この壮大な世界観。天才か。
作者さまは別作品「竜王の婚姻」も素晴らしいのでおすすめ。こちらの方が評価されていますが、内容の明るさ的に私は精霊…の方が好きです。
おわりに
わたし的に50万字を越えると「長編だな」と感じます。中編までなら、そこまで面白くないと感じた作品でも読み切ることはできるんですが、長編は途中脱落もしてしまいます。
だから、長編で読み切れる作品って、ほんとうにすごい。
話を深くしたり、伏線を張り巡らすには、長編にならざるを得ないと思います。だからこそ、短編や中編よりも心を揺さぶる面白い作品が圧倒的に多い!
そしてそういった作品を見つけることがとても幸せ。
みなさんにも、そう思える作品に出会ってもらえたらなと思います。
今回紹介した作品は評価も高いものばかり。わたし的には間違いないと思ってますが、地雷もたくさん埋まっているので、タグやあらすじをよく見てから読むことをおすすめします。
今回紹介するにあたって3作品とも読み返したんですが、二度目の方が安心して読めて、初見とはまた違った幸せすぎる時間でした♡