「お笑い評論家」になりたい①磁石
「お笑い評論家」そんな肩書きがあるのかないのかもフワッとしているが、好きなことを言葉や文章にして人に伝える仕事がしたい。
昨今、ラジオのハガキ職人が放送作家になる時代だ。作家の仕事も憧れるけど、お笑いコラムとかを書きたい。めちゃくちゃ書きたい。
好きな芸人のことだったら何ページで書ける気がする。
なので、書いてみた。
好きな芸人は星の数ほどいるけれど、まずはこのコンビ。
ホリプロコム所属「磁石」。
秋田県出身の永沢たかしと、広島県出身の佐々木優介のコンビ。
かつてM-1の敗者復活戦の常連コンビであり、最多出場回数を誇っていた。
THE MANZAIの認定漫才師でもある。
漫才のイメージが強いが、単独ライブではコントも何本も披露している。どちらもクオリティは非常に高い。
芸歴20年超の地肩は強い。
彼らのネタを生で何度か見たことがあるが、ネタの面白さは太鼓判だ。
アドリブも強いし、ライブのエンディングでのトークも面白い。
彼らをもっとテレビで見たいのに、何故かなかなかそうならずに焦れている。
爆笑オンエアバトルの頃からそう思っていた。
(オンバトは、私の住んでいた地域では当初「爆オン」と呼んでいたが、そんなことはどうでもいい)
当時の彼らは漫才冒頭に「SとNで磁石!ビターン!」という掴みをやっていて(佐々木と永沢の頭文字のイニシャル)、それをまたやって欲しい。見たい。ただ見たい。
あと、ささ様〜!のネタとかホームステイのネタとか、コントだとラスパー部とかほんと面白い。単独ライブDVD買って!見てみて!ほんとに!永沢さんの歌も収録されてて聴けるよ!
私なりに彼らがテレビに呼ばれない理由を考えてみた。
・事務所の先輩が少なく、バーターで呼ばれない
・トークが弱い
・キャラがない
仮にテレビに出ることが少なくても、可愛がってくれる先輩がテレビでエピソードトークをしてくれて、それがウケて収録に呼ばれたり、それがきっかけで売れる芸人も多い。
磁石はそういう先輩や後輩、同期が少ない。
私の知る限りでは、永沢さんが日村さんとの旅行に一緒に行った話は「にけつッ!」でケンコバさんがちらっと触れてくれただけで終わった。
永沢さんはアメトーークに2回ほど出ているし、ロンハーのドッキリにも出たことがあるが、どちらもこれと言った爪痕を残さず終わった。
キャラがないとは言え、佐々木(ササキング)が離婚歴2回あることとか、永沢さんが異常にお酒に弱いとか、それだけでも呼ばれてもいいと思う。(永沢さんが酔っ払ったまま漫才をする「酔漫」めっちゃ面白いから見て!)
どちらも背が高くてシュッとしているし、最近ちょっとぽっちゃりしてきてしまったが佐々木に関しては芸人界随一のイケメンだったと思っている。
あとは2人とも地方出身だし、方言やその他いろいろ、探せばキャラは見つかるはずだ。
アメトーークの「40歳過ぎてもバイトしてる芸人」、「売れてないのに子供いる芸人」、「ど田舎出身芸人」の回にも呼ばれなかった時は「さすが!」と唸ってしまった。
ちなみにFKD(吹き溜まり)48という、芸人で作ったユニットのセンターが佐々木になった時も同じように唸った。
ネタが面白くてもテレビに呼ばれないだけでこんなに「売れない」と言われてしまうのか。悲しいがこれが未だ現実だ。
芸人誰しもがYouTubeチャンネルを開設し、自由にネタ動画をアップできるようになった。
自分達を知ってもらう間口は飛躍的に広がった。
テレビに出なくても、ライブに足を運んでくれるお客さんには面白さは伝わっているはずだ。
しかし、テレビに出るには直接的にテレビ関係者に売り込まなくてはならない。
それはやはりマネージャーの仕事だろう。
私がもし磁石のマネージャーなら、どう売り込むか考えてみた。
やはり数少ない事務所の先輩、バナナマンとスピードワゴンの番組にまずは出してもらう。
あとは地方局のレポーターや、お昼の番組のミニコーナーでもいいのでなんとか露出を増やして、認知度を上げたい。
あとは例えば何か資格を取って、それ関係の仕事を取りに行ってもいい。
まずはディレクターやプロデューサーに知ってもらう。そこからだ。
ネタ番組が昔より少ないけど、ベストワンやネタパレに時々でいいから出られるようになってほしい。
脱力タイムズとか、佐々木いいと思うけどなー!ツッコミうまいよ!
(昔、最後の「いいかげんにしろ」を佐々木が広島弁で「いい加減にしね」と言ってた時期もあったけど、やはり「死ね」に聞こえるのかすぐ戻していた。書いてるとどんどん思い出してくる)
ネタが面白い人には売れて欲しいと思う。ただそれだけだ。お願い。誰か彼らを見つけてくれ。
あとはもう見つかるの待ち!売れるの待ち!!
ここまで売れないと心配なのは、芸人をやめてしまうこと。それだけは回避したい。
巨人師匠が磁石のネタ後に「磁石くん、やめたらあかん」と言ってくれた時は涙が出た。
まとまっていない文章だけれど、彼らの魅力が少しでも伝わったら嬉しい。
ちなみにここまで何も調べずに、己の記憶と知識だけで書き綴ってみた。なので違うところがあったらごーめんね。各自Wikipediaとかで調べてね。