親が厳しかった。 外泊なんてもってのほか。 門限は周りのどの友達よりも早く、飲み会は毎回嘘をついて出かけた。 とてもとても不満だった。 若い時しかできない遊びがあったのに。 みんなでカラオケでオールとかやってみたかった。 家を出た今、何にも縛られない。 縛られないはずなのに、暗くなると家に帰らなきゃ、と思う。怒られる、とまではいかないけど何とも言えない罪悪感がある。なぜ？ カラオケオール、一回だけやってみた。 そんなにいいもんじゃなかった。 やっぱり、学生のあの
ホテルビュッフェに行った。 良かった点は、美味しかった。 悪かった点は、限りなくある。なぜだ。 マイナス面ばかり目に付いてしまう人間なのだろう。生きづらい。 悪かった点。 スタッフが友達のお皿を下げようとしていた時。 バランスを崩したのか、私の方へ友達の使用済みのお箸が飛んできた。謝罪の言葉は無し。 スムージーが私の番で無くなった。 会計の時、邪魔にならないよう間隔を空けて並んでいたら男性に横入りされた。 トイレがとても混んでいた。 私が座った椅子が、日向
けいべつ、という言葉は自分の気持ちにぴったりだ、と夏夜は思った。 夏夜はいろんな人をけいべつした。 軽蔑。 授業で漢字は習ったがすぐ忘れてしまった。 けいべつ、という言葉の響きが良かった。 人を馬鹿にしている言葉。 夜遅くまで遊んでいて怒られた時は母親を 耳が痛いくらい大音量でゲームをしている弟を 遊んでいて掃除をサボっている同級生の男子を 電車の中で触ろうとしてくる痴漢を 街の中で大声で叫んでいる変な人を あらゆる人を夏夜はけいべつした。 けいべつ、と心の中で思う
今年も桜を見ることができた。 生きている限り、桜を多く見たいと思う。
スタバにて。 隣の人が落としたブレスレットに気付いていなかったので、「それ違いますか？」と声かけたら感謝された。 スーパーにて。 もう何年も前から月曜日は鮮魚100円の日なのに、レジで150円で打たれる。 あれ？バイト初日なのかな？と思いつつ「お魚100円ですよね？あれっ変わりました？」と聞いたらチラシを見て売り場に走って行き、少し経って「100円だったので訂正します」とレジをを打ち直していたけど、一言も「すみません」がなかった。 別にいいけど。
私さぁ、温泉行きたい行きたいっていう割には、髪洗ったり乾かしたり、もう一回お化粧しなきゃいけないの面倒だし、のぼせるからすぐ上がっちゃうし、実は温泉そんなに好きじゃないのかもしれない… と、ふと家族に話したら 「温泉が好きというよりは、温泉地が好きなんじゃない？」 と言われて目から鱗だった。 確かに、お土産を買ったり食べ歩きをしたり、足湯につかったり、温泉そのものより温泉街が好きなのかも…！ 自分では気づかなかったことだったなー やるな、こいつ。 伊達に私と一緒に
ふと振り返ったら、赤ちゃんを抱えた女性のベビーカーが倒れて、物が散乱していた。 あっ手伝ったほうがいいかな？と腰を浮かしかけたが、コロナ禍だし下手に触られたくないかも…と思ってやめてしまった。 結果、見るだけ見て何も手伝わないという最悪な人間になってしまった。 だったら、気づいていないふりをした方がまだ楽だった。精神的に。 ああいう時、どうしたら正解なんだろう？ 「大丈夫ですか？」と声かけるだけかけて、手伝えそうだったら手伝う、だったかな。 そんなこと何も考えずに「
昔から人の所作や視線、雰囲気からいろいろなことに気づいてしまう質だ。 良くも悪くも。 自分が感じたことを人に言っても伝わらない、変なふうに思われる、そんな思いを抱え込んでしまってずっとつらかった。 noteに書くことで吐き出したい。 とりあえず、今日気づいて嫌だったこと。 レジで前に並んでいたお爺さんが、マスクを外して指を舐め、お札を出していた。 ぎゃー！まだいるんだこんな人…コロナ関係なく衛生的にやめてほしい…店員さんも嫌だろうな…と言うか、店員さんを通して私にも
小さい頃見ていた笑っていいとも。 ミュージックステーションの司会。 タモリの凄さが分からなかった。 たまに変なモノマネをやったり、変なとこで笑ったりしているおじさん。 何が面白いんだろう？と思っていた。 でも、成長してだんだん分かってきた。 タモリの凄さ。 老若男女、初対面だろうがどんな人だろうが、誰が相手でも20分近く普通に話せる、このことがいかに凄いことか。 この凄さがタモリを生きる伝説にしているんだな。 長生きしてほしい。
先日、地下鉄で運よく座れた。 ふと目の前を見ると、目の前に立っている女性の鞄に 「おなかに赤ちゃんがいます」キーホルダーが付いていた。 咄嗟に「ここ座ってください」と立ち上がると 「ありがとうございます」と言って座ってくれた。 良かった、断られなかった。 目の前に立つとお互いに気まずいので、適度な距離を取った場所に立ち、吊革に掴まって目線を中吊り広告に移す。 妊婦さんを見かけたら必ず席を譲る。 私の行っている、唯一と言ってもいい善業。 通勤中も、自分の体調が悪い
この人がいないとだめ、と思う気持ちは 愛情なのか 依存なのか 分からなくなってきた 経済的にも 精神的にも 自立しないと 30代で終活は早いのだろうか？ 家は賃貸 残すべき財産も人もいない お葬式もやりたくない お墓もいらない 樹木葬してみたい 現状これぐらいだ 何かに書き記しておけばよいのか？ 配偶者に先立たれたら 預ける人もいなくなる 何も残すものがない 死ぬ間際 「あなたはこの人生で何をしましたか」 と聞かれても 答えられない そんな人生が嫌だか
悩んで馬鹿なことするって若さの特権だ 大人になったら、床に寝転がって手足をバタバタしたくてもできない 分別と理性が働くし、何より人の目が気になる そんなことしたら最後 ヤバいやつだと思われて通報されるか、動画を撮られてSNSに晒されて終わり 深夜ラジオだけが救いだとか 自分で言ってて青くさくて笑っちゃう 真実なのに もうすぐ40歳になろうというのに 何一つ確立したものがない 周りを見ればみんな立派に見える 義務 とか やるべきこと を きちんと毎日している 居場
「明日から一人で2〜3週間、何をしてもどこに行ってもいいよ」 と言われたら、あなたはどうするだろうか？ 飛び上がるほど嬉しいか、孤独を感じて不安や悲しみを感じるか。 私は昔は前者で、今は後者に近い。 先日、家族が長期間実家に帰省し、2〜3週間ほど家に私一人になった。 どこへ行っても、何をしてもいい。 しかし、どこにも行く気にならなかった。 近い県に日帰り旅行でもしようか？と計画はしたものの、実行には移さなかった。 昔、20代の頃はよく一人旅をした。 激務で友
最初は、オードリー若林が人見知りだというところに強く惹かれた。 自分もそうだからだ。 テレビに映る彼よりも、ラジオやエッセイの彼の方が本当だと感じた。 彼の本を全部買って読んだ。貪るように読んだ。 心から泣いて笑った。自分のことだと思った。誰よりも共感できた。 一緒に、社会と戦っている気になっていた。 リトルトゥースTシャツも買った。 武道館へは行けなかった。 モニタリングで泣いた。 春日事件後のオールナイトニッポンで、若林とクミさんの存在に改めて感謝した。
昔は「THE GEESE」と英語表記だった。 大昔、彼らが直接やっているブログにコメントをして、何度か返信をもらったことがある。 かつてオンバトでは負け知らずだった。 キングオブコントでも決勝の常連だ。 尾崎さん（背が高い方、広島出身、明治大学卒業）はいつの間にか結婚し、娘さんのために作るキャラ弁が一時話題になった。 高佐さん（函館ラサール、早稲田大学中退）はキャラを作るために迷走しすぎて今や「ハープの人」になりつつあるのがとても悔しい。 正統派コント師なのに！！！
