私と片頭痛
二十年近く前、急に右眼球の奥が痛んで、
眼科に行きました。
結果は「異常なし」
そんなわけない!こんなに痛いのに…です。
下されたのは「片頭痛」の疑い、
脳外科か神経内科に受診勧告をされました。
片頭痛に対して専門性のある先生を探して、
各種検査の結果「片頭痛」でした。
片頭痛は片頭痛発作が起きたらすぐに薬を飲むものと、
片頭痛が起こりにくいようにする予防薬とがあります。
(20年前は、発作を予感したら直ぐに服用という薬でしたが、程なくして、発作が起こったら飲むという薬が発売になりました)
発作をすぐに止める薬を連用すると、
薬剤耐性の片頭痛も発現するとのことで、
自分に合う予防薬を探すことになりました。
世の中に出ている予防薬は全て試しました。
色んな医師とも接しました。
引っ越しをせざるを得なくなり、また片頭痛専門の先生を探したり。
探しても通いにくい(予約が取りにくい、仕事もしていてなかなか予約日と仕事との兼ね合いがある)とか、近くの開業医の先生にしたら威圧的で怖くて、私には合わなかったりもしました。
違う総合病院にしたら、通って3ヶ月目の年度代わりに脳外科が閉鎖されてしまい、脳外科から内科に回された、その後、脳外科が再開されて、また脳外科に通って…など…片頭痛に関して医師は何度も代わったりしています。
飲まなかったらもっと発作頻度は高かったのかもしれませんが、それでも片頭痛発作は月に10回は必ずあり、毎月毎月、薬をもらっていました。
どの先生とも「もう少し発作回数減らないかなぁ?」が合言葉のようになっていました。
「歩く天気予報」と自称するくらい、天気の崩れにも敏感でしたし、台風が沖縄近辺でできたら頭が痛くなるくらいには頭痛センサーが働きました。
勿論、季節の変わり目は酷く弱く、一年中で安定している時期はいつなんですか?と、自問してしまうくらいに頭痛と格闘してきました。
そんな片頭痛とのお付き合いですが、
今年に入り、
新薬(自分でもできる皮下注射)が何種類か発売になったそうで、脳外科の先生と相談して、予防薬として使用してみよう、という話になりました。
使用して数ヶ月。
顕著に片頭痛の回数が減りました。
ホルモンバランスによる片頭痛は抑えきれないものの、気圧変化に関する頭痛はなくなった、と言っても過言ではないくらいです。
強いて言うデメリットは
自己負担額です。かなり高価な薬です。
自己注射ですが、きちんと薬剤師さんから指導もありますし、これは、ディバイスがほとんどオートマティックに動くので怖さとかはあまり感じません。
人によりだと思いますが、穿刺した後、若干痒みが出てくるかな?という私個人の感想です。
頭痛を気にしなくていい生活を20年ぶりに満喫しています。
これからもよろしくお願い致します。