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祭りあと
6月15日は郷土の日と言われていました。
北海道神宮祭。
昔は「郷土の日」と言って、小中学校は、北海道神宮のお祭りの由来をサラッと説明して、後は、お祭りへ行くときの注意なんかをしていました。
だいたい11時くらいには家へ帰れて、後はお祭りへ行って良い日でした。
家庭学習課題もなし!
今は、どの学校も通常通り6時間授業。または5時間授業。
はー
大変です。
郷土愛というものが無くなってきています。
教える機会も無くなっています。
どこも、再開発のオンパレード。
この神宮祭、昨年から私は供養を兼ねて、とある奉納行事だけは見るようにしています。
子どもの頃から父は、とある奉納行事に参加していました。
私は、たいして興味もなかったのですが、小さいときは強制参加(見るだけ)。
働いて、うつ病になり、ほぼ寝たきりの日々のとき、6月15日の奉納行事が終わると、必ず、父は様子見に来てくれていました。
「どうだ?」
「。。。。。」
会話にはなりませんでしたが、毎年、来てくれていました。
父が入院しがちになってからは、奉納行事があるときは私が車椅子押し係で見学していました。
車椅子で、不自由になっても舞台袖で満足そうな父の顔は今でも鮮明に覚えています。
少しは親孝行できたのでしょかね。
今年も涙をこらえて、ひたすら見ていました。
来年は、しっかり見れるようになるかな。
そして、16日は神輿渡御。
ちょろっと見ましたが、
北海道神宮って、北一条通に第一鳥居、そして、第二鳥居と続き、坂になっています。
4機の重いお神輿を担いで、坂道を登ると、沿道で見ている人は拍手していたのです。昔は。お疲れ様の意味をこめて。
コロナ禍を終え、今年、久しぶりに沿道で見ていたら、
沿道の半分近くがマスクをして、スマホで写真を撮っている姿が異様に見えてしまったのです。
なんか、まるで、ロボットが沿道にわさーっといるような感じ。
なんの感動もなく、
労り(いたわり)もなく。
マスクとスマホ。
かたや、お神輿を担ぐ若手は、汗だくです。
市内中心部を周って日焼けをして最後の坂がきついという表情。
かたや、しらーっとしているというか、冷めているというか。
なんか、知っている場所なのだけれど、違う世界?にいたような変な感じ。
自分が、異次元に行ってしまったような感じ。
表現が微妙なのですが、違和感が満載でした。この二日間で、感情が揺さぶられたり、異世界感を味わったり、忙しい日々でした。
今週はどんな週になるかぁ。