ファッションCGの活用 - カスタマイズ用衣服モデリング
こんにちは。
オムニスのCGチームのデザイナーです。
前回の記事では衣服CGモデリングについてお話しをしました。
今回は、ファッションCGのモデリングがどう活用されるのか、OMNIS CGチームで制作しているCustom CG プロジェクトを事例として衣服モデリングについてお話したいと思います。
カスタマイズ用の衣服とは?
カスタマイズ用の衣服は、注文したいオーダースーツ、シャツ、またはその他の服のデザインや色などをリアルタイムでカスタマイズすることができて、さらに着用フィットなども確認することができるCUSTOM CGサービスのために作成されたCGです。
こちらのECのカスタマイズシミュレーション画面で使われている衣服をCGで作成するのがCGチームの仕事です。
カスタマイズ用の衣服モデリングの流れ
1. 制作関連資料の受付と分析
制作において最も重要な段階で、カスタムする衣服に対する資料を受領し、分析する段階です。 ここには次の資料を受付が作業の始まりになります。
- CAD File
- 縫製仕様書
- アバターサイズ
実際に作られる服を基に作業が進められるため、どのようにCGで表現するかについて多くの意見を交わす段階です。
2. モデリング
確定された仕様を基に3D CLOでモデリング作業を行います。モデリングデータはクライアント チェックが必要になるため、確認事項をスライドにまとめてチェックを依頼します。 これには以下のような内容が含まれます。
- モデルのシルエットを表現したイメージ
- 各カスタムパーツの表現
3. クライアントチェック
こちらで作成したチェック用スライドを基にクライアントにフィードバックをしてもらい、その内容でこちらで修正します。この過程はOKが出るまで2~3回程度繰り返します。その後、FIXになればモデリング作業は完了です。
衣服モデリングについてのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今後も、3DCG衣服モデリングの様々な事例を紹介していきたいと思っております。
次もお楽しみ下さい!
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