実物を3DスキャンしたCGモデルの作成
オムニスのCGチームです 今回は3Dスキャンを使ったR&Dをしてみたので紹介します。
3Dスキャン
3Dスキャナーを使って形状を取得していきます。 使った3Dスキャナーは実寸との差0.05mm以内の精度で取得できるもので、 搭載されているプロジェクターの光のパターンを投影して少しずつ向きを変えながら撮影していきます。15回ほど向きを変えてスキャンしました。
形状の修正 位置合わせ
次に形状の修正と位置合わせを行います。 Zbrushのスカルプトのツールでノイズを修正し、 モデルが水平になるよう位置を合わせます。
リトポロジー
リトポロジーでメッシュの流れを再構成します。 スキャンデータのメッシュはとても細かく、データサイズが大きい状態です。 CG上でテクスチャを設定するために、リトポロジーしたモデルでUV展開を行います。
今回Topogun3というリトポロジー専用ツールを使用しました。 はじめて使ってみたのですが、 メニューもシンプルでカーブを引いて頂点を指定してトポロジーを作成できたり色々な方法があり、使いやすかったです。
UV展開
Blenderでシーム(UVの切れ目)を設定し、2Dのテクスチャの割り当てが可能な状態にします。
マップベーキング
リトポロジーしたメッシュで保持できないディティールを転写し Normal、Displacementなどマップを作成していきます。
Blender シーン作成 ライティング
Blenderシーンを作成し、マテリアルの設定、ライティングを行います。
レンダリング
カメラと配置を変えてレンダリングして完成です。
今回はここまでです。 いろいろなTipsは今後紹介していきたいと思います。