コンテンツマーケティングとは?成功事例も紹介!
みなさんは「コンテンツマーケティング」というマーケティング手法をご存知でしょうか。WEBサイトやSNSなどでの集客が欠かせなくなっている現代において、その効果が注目されています。今回はそんなコンテンツマーケティングに関する基本から、実際に成功した事業例まで紹介していきます。企業のマーケティング担当者はもちろん、これからマーケティングを学びたいという人にも有益な情報となっているため、最後まで読んでくれると幸いです。
1コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、ターゲットユーザーに対して「価値あるコンテンツ」を提供することでファンを増やし、中長期的な利益の獲得を目指すマーケティング手法です。ここでいうファンとは、企業やその商品・サービスへの愛着が強く、他社へのブランドスイッチが起きにくい顧客のことを指します。
2コンテンツマーケティングの特徴
コンテンツマーケティングの特徴は大きく分けて3つです。
「ユーザーが求めるコンテンツ」の提供
「自社が売りたい商品」に関して広告していた従来の「売り込み型」マーケティングとは異なり、コンテンツマーケティングでは「ユーザーが求めるコンテンツ」を提供します。毎日YouTubeやTwitterなどで膨大な量の広告を見ている現代人は、自分の関心を引くものにのみ時間を割きます。ターゲット層を決定し、その層が興味を引くようなコンテンツを提供することで、忙しい現代人をファンにしていくのがこの手法です。
コンテンツの蓄積
CMやWEB広告とは異なり、コンテンツマーケティングにおけるコンテンツは一度作成すれば消えずに蓄積されていきます。継続してコンテンツを提供していくことで、顧客との接点が増えるだけでなく、費用対効果も良くなっていくのも魅力的です。
ファンの増加に効果的
SNSが普及した現代では、多くの人が、製品を選ぶ際に企業からの情報よりも個人のレビューや口コミに影響されます。このようにファンが新たなファンを生み出す事も多いため、コンテンツマーケティングは非常に有効な手法となっています。
3コンテンツマーケティングの成功事例
t-news
t-newsは、教育系を中心とした大学生向けバイトメディアです。東大生や慶應生、早稲田生などの多くが利用しているということもあり、かなり信頼できるWEBメディアとなっています。家庭教師や塾講師はもちろんのこと、学習メンターなどの求人も行っているため、自分の希望にあったバイトが探せます。
このメディアがコンテンツマーケティングで成功した要因は主に2つあります。
ターゲット層の明確さ
上記した様に、t-newsは、いわゆる高学歴の大学に在籍している大学生を明確にターゲットとしています。そして、そのターゲット層が魅力を感じる、高学歴の大学生専用の高時給のバイト求人を常に提供し続けることで、彼らの多くをファンにしています。
利用者による新規顧客の獲得
t-newsでは、t-newsの紹介ページを既存の利用者がSNSに掲載し、そこから誰かが新規登録をすると、新規登録をした人と掲載した利用者のどちらもAmazonギフト券がもらえるというキャンペーンを行っています。こういうふうに、他者への宣伝に明確なメリットを設けることで、カスタマージャーニーの5Aにおける認知と推奨の段階を活性化させ、新規の顧客を増やすと同時に彼らがファンになるような仕組みを完成させているのです。
恋愛の科学
恋愛の科学は、男女問わず恋愛をしている人に、Instagramを中心にコンテンツを提供しているアカウントです。ターゲット層は広いですが、その分多くのコンテンツを提供することで幅広い層にも対応しています。
このアカウントがコンテンツマーケティングで成功した要因は主に2つあります。
目を引く配色とタイトル
恋愛の科学は、多種多様のニーズに応えるコンテンツを提供していますが、それぞれに応じてさまざまな配色を用いています。他の投稿からスクロールしてきた時に、次に流れないようにはっきりとしたテイストの色を用いたり、薄めのベースに効果的なタイトルを入れることで手を止める様にさせたりなど様々です。
圧倒的なコンテンツ量
Instagramの投稿数は脅威の1600超え!一度アカウントのホームを見てしまったら、自分の知りたい情報がほとんど必ず掲載されているというのは大きな魅力です。
4まとめ
今回はコンテンツマーケティングの概要と具体的な成功事例について紹介しました。現代社会において非常に有効なマーケティング手法ですので、マーケターの人も勉強中の人もぜひ覚えて帰っていただけると幸いです。