利益につながるインスタグラム運用方法とは?
近年、インスタグラム運用は企業のデジタルマーケティング手法の一つとして大きな注目を集めています。
ですが実際、「どうやったらインスタグラムから収益を上げられるの?」「そもそもインスタのフォロワーってどうやって増やせばいいの?」というような疑問から、なかなか具体的な行動に移せないことが多いのも事実です。
今回は、そんなインスタグラムで利益を生み出すための運用方法について解説していきます。
<目次>
1 そもそもインスタグラムとは?
2 インスタグラムでフォロワーを増やす方法
3 インスタグラムから利益を生み出す方法
1 そもそもインスタグラムとは?
インスタグラムとは、写真や動画の投稿を行うことのできるSNSプラットフォームです。近年、「インスタ映え」という言葉が流行していますが、特に若い世代を中心として人気を博しています。視覚的な魅力を訴えられることから、企業のマーケティングツールとしても利用が拡大し、今では大半のブランドやサービスがインスタグラムアカウントを持っています。企業がインスタグラム運用をすることで得られるメリットは大きく3つあります。
①企業の認知を拡大できる
インスタグラムは20代のうち約7割が利用しているツールです。使用率だけでなく、使用時間も年々増加しており、一日の平均使用時間は30分を超えています。また、使用頻度も高いです。そのため、ハッシュタグなどのツールを効果的に使用することで、自社のターゲットとしてる顧客に対して効率的に認知拡大をすることが可能です。
②企業のブランディングをすることができる
インスタグラムでは、1からプロフィールや投稿を設計し、一覧で表示する事ができるため、ブランド独自の世界観をユーザーに効果的に伝えることができます。
例えば、近年話題の老舗雑貨店「中村政七商店」は、季節ごとの工芸品をインスタグラム上で、写真や動画を用いて発信し、多くのファンを獲得しています。明確なターゲットと伝えたい価値観を持ち、発信することで効果的なブランディングを行うことができます。
③顧客とのタッチポイントとなる
公式サイトとインスタグラムの最大の違いは、顧客と企業の垣根が圧倒的にt高いことです。投稿やストーリーのコメント欄を通じて、ファンとの直接的な交流を図ることができます。これにより、顧客との結びつきは一層強められるでしょう。また、ファンから得られたフィードバックの中には、非常に鋭いものも存在します。顧客との直接的な交流を通じて、商品担当者も気づかないような気づきを得ることも可能です。
2 インスタグラムでフォロワーを増やす方法
いざ、アカウントを解説したものの、中々フォロワーが増えなくて悩んでいるという担当者の方も多いでしょう。ここでは、インスタグラムでフォロワーを増やすために押さえるべき5つの基本事項をご紹介します。
①ブランドが伝えたいことを明確にし、コンテンツに反映する
どれだけ表面的な施策を打っても、コンテンツ自体に魅力がなければユーザーはわざわざフォローしようとは思いません。インスタグラムにはプロフィール欄やストーリーズ、投稿、リールなどの様々な機能がありますが、そのそれぞれに一貫した自社の価値を反映し、質の高いコンテンツでユーザーを惹きつけることが重要です。
②ハッシュタグを有効活用する
インスタグラムにはハッシュタグ(#)という機能があり、一投稿につき最大30個までつけることが可能です。インスタグラムはTwitterなどと異なり、拡散機能が存在しないためこのハッシュタグ機能をいかに有効活用できるかが、コンテンツを拡散する鍵になっています。マーケティングの観点から見るとハッシュタグには以下の3種類が存在します。
「ビッグキーワード」
投稿内容に関係なく付けられるハッシュタグ。投稿ボリュームが極めて多い。
例) #instagram #good など
「ミドルキーワード」
投稿に関連しており、ある程度限定的なハッシュタグ。検索ボリュームは中程度。
例) #地名 #fashion など
「スモールキーワード」
極めて限定的なハッシュタグ。具体的な商品名や企業名が付けられる。
例) #商品名 #企業名 など
これらのキーワードを効果的に組み合わせて、ユーザーから見つけやすくする工夫が重要です。2022年現在、ハッシュタグの最適な数は5つであると言われています。
③定期的な投稿を行う
適切な頻度の投稿を行うことはフォロワーを増やす上で非常に重要です。投稿数が少なすぎるとユーザーはアカウントに対する期待が低下していきます。しかし、多すぎてもうっとおしく感じられてしまうでしょう。重要なことは、週2〜3回の投稿を定期的に行うことです。とはいえ、投稿を忘れてしまうこともあるので、数回分の投稿をまとめて編集し、予約投稿設定をしておくのがおすすめです。
④適切なタイミングで投稿を行う
適切なユーザーにコンテンツを届けるためには、適切なタイミングに投稿を行うことも重要です。自社がターゲットとしているセグメントが、どのような時間にどのような投稿を見ているのかをしっかりとチェックし、それに合わせて投稿を行うことで、ターゲットの目に入る確率を高めることができます。インスタグラムにもともと搭載されている「インサイト」という機能を使うことで、投稿に対して有益なデータを得ることができるので、しっかりとチェックして、PDCAを回すことが重要です。
⑤インフルエンサーに紹介をしてもらう
インスタグラム上には多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーという存在がいます。多少の費用はかかりますが、インフルエンサーに紹介を依頼するということもフォロワーを伸ばす上では有効です。インフルエンサー選びのポイントは、「自分たちが伝えようとしている世界観を体現しているような人物に依頼すること」です。フォロワーの多さだけで依頼してしまうと、かえってブランドに誤ったイメージを持たれてしまうことがあるので、注意が必要です。
3 インスタグラムから利益を生み出す方法
インスタグラムを利用したマーケティングによって得られる最大のメリットは「ブランドに対するファンを獲得できる」ことです。近年、特に若者を中心とした生活者はデジタル端末を通して様々なブランドに触れ、それに関して多くの情報を容易に得ることができます。その中で注目されている最新のマーケティング手法が「コンテンツ・マーケティング」という考え方です。
インスタグラム運用の最大の目的は、インスタグラムを通じて、適切なコンテンツを配信し続けることで、ユーザー間のブランドに関する会話を生み出し、ファン化させていくことです。そうしてファン化したユーザーは、ブランドに対する共感・愛着を持ち、継続的な購買を行ってくれる存在となります。
コンテンツ作成の際は、「いかに商品を買わせるか」という視点ではなく、「いかに生活者に有益な情報を提供し、ファン化させるか」という視点で行いましょう。こうして制作したコンテンツを粘り強く発信し続けることこそが、ブランドに最高の利益をもたらすのです。
4 まとめ
今回は利益につながるインスタグラムの運用方法について解説しました。重要なのは、以下のステップを踏むことです。
1. インスタグラムの特徴を知る
2. インスタグラムのフォロワーを増やす
3. インスタグラムでファンを作る
そのために、一番意識して欲しいことは
「質の高い有益な情報を粘り強く配信し続ける」
です。インスタ運用は成功すれば企業の資産として大きな利益を生み出します。ぜひ本気で取り組んでみてください。