【人財育成論17回】破壊的イノベーションを生み出す人材とコンピテンシー③
機能よりデザイン性でウォークマンなどより消費者に選ばれたipod、デザインや使いやすさで席巻したiPhoneなどのスマートフォン、家具を作るということで配送・組み立てコスト分をコストダウンで来たIKEA、自動で作業を代行してもらえるルンバ、レンタルCDもDVDもPCで視聴できるNetflix、小さく簡単に撮影できるGoProなどが「破壊的イノベーション」と呼ばれています。こうした破壊的イノベーションを起こせる人を破壊的イノベーターと呼びます。具体的に言うと・・・・
コンピテンシー、つまり優れた成果を創出する個人の能力・行動特性をさぐってみます。今回は5つのコンピテンシーの最後の2つです。
④Questioning:根本原因は何か?ある仮のケースでの応用した場合ではどうなのか??など多面的に質問できたり、、質問と言う知的作業を行える
⑤Networking:人間関係を活かして、情報を収集し、時には人や物の紹介などギブアンドテイクで共存共栄を図る
について見ていきたいと思います。
④Questioning:質問力?
5年前でしたか「質問力」という言葉がはやりましたよね。よい質問ができるかがビジネスパーソンにとっては結構大事なことですから。しかし、破壊的イノベーターが質問そして大事なのは、アイデアの関連付け・観察で見えてきた事象に対して、根本原因は何か?ある仮のケースでの応用した場合ではどうなのか?(if,,,, then)、そう行動した理由は?、他の材質や手段ではだめなのか?、という質問です。
問題意識がなければ、質問などできません。成功への情熱さえあれば、本気であれば、正直であれば、質問したいことは山ほどあるでしょう。恥ずかしがらずに勇気を持って質問してみましょう。
⑤Networking:共存共栄の人間関係
人間関係、これは難しいものです。破壊的イノベーターは既存の秩序に挑戦するわけで、とってもいい人・人柄がよい人でも、周りとの衝突は避けられないものです。それは必然的なものです。であるからこそ、余計に人間関係は大事になります。人間関係の優先順位の取り方、つまり、目的達成(破壊的イノベーション実現)のために、戦略的に人間関係を構築・維持して、周囲の人の活動・行動などの情報を収集し、時には人や物の紹介などギブアンドテイクで相互交流をして、結果として共存共栄を図ることが大事です。志や情熱を同一にする方でなくても、仲間の協力なしに破壊的イノベーションはどのみち無理だからです。
今回の破壊的イノベーターのコンピテンシー・シリーズはいったんこれで終わりです。是非皆さん考えていきましょう。
【参考:お悩みの方はこちらを参考!】
TLコンピテンシー支援、イノベーション支援はTL(株式会社ターンアラウンド研究所)にお気軽にご相談ください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?