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文科省「学校DX戦略アドバイザー事業」のこと

「学校DX戦略アドバイザー事業」
簡単に言うと、教育系(校務含む)のICT活用について専門的知見をもつ方々が、学校に対してアドバイスをしてくれる取り組みです。

今年度この事業を利用した公開研修会を企画し周知していたら、他の府県から事業の利用についての問い合わせがあったので、ちょっとかいてみます。

■ 学校DX戦略アドバイザー事業とは

本事業は、1人1台端末を使った学びが本格化する中、教育の質の向上と、効果的な1人1台端末の一層の活用促進に向け、全国の自治体及び小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等の設置者等を対象に、専門性を有した有識者等を全額国費で派遣(助言・支援)するものです。

学校DX戦略アドバイザーについて(令和6年度):文部科学省 (mext.go.jp)

お分かりいただけただろうか?

「全額国費で派遣」

つまり、学校負担は0なのです。
学校での研修計画を行うときに、どうしても課題になるのが「謝金」「交通費」の捻出。遠方の専門家を招聘したいと思っても予算的に厳しくあきらめざるを得ないなんてことは、ざらにあることです。

そんな中、県教委からやってきたのが「学校DX戦略アドバイザー事業」のチラシでした。これは使わない手はない!と申し込むことを決めたのでした。

■ アドバイザーとは

アドバイザーについては、「学校DX戦略ポータルサイト」内に一覧が準備されています。

アドバイザーの対応可能な領域から参照することもできます。

「13_特別支援教育」だとこんな感じ。

34名見つかりました

アドバイザー名をクリックすると、プロフィールや対応可能分野などの詳細を見ることができます。

■ アドバイザーへの依頼方法

ここで注意することがあります。

※本事業は、自治体や教育委員会などの学校設置者等からのご相談、お問合せを対象としています。 教員、保護者の方からの直接のご相談等はご遠慮ください。

学校DX戦略アドバイザーについて(令和6年度):文部科学省 (mext.go.jp)

とあるように、学校から直接の依頼ができません。ということで、あたしの場合は研修計画を概ね立てて、管理職に許可を得た上で、

1 今年度の学校DX戦略アドバイザー事業の案内が公開される

2 速攻で県教委にTEL

3 「〇〇アドバイザーにX月X日X時からX時まで研修の依頼をお願いしたい」ことを伝える

4 県教委が文科省事務局に連絡

5 県教委からOKの連絡と、今後のアドバイザーとの連絡方法などの情報をもらう

6 アドバイザーと直接連絡をとり、詳細を詰めていく
…という感じでした。

※あくまで、あたしの場合なのでそこんとこよろしく。

■ その他

研修形態は、オンラインと現地から依頼できます。ちなみに令和4年度には同一のアドバイザーに、夏にオンライン、冬に現地の計2回の依頼をしたこともあります。

学校にとってはとてもありがたい事業ですので、積極的に利用してみてはどうでしょうか?さあ、今すぐ管理職と教委に確認だ!

※依頼を行ったアドバイザーさんには、学校からきちんと詳細を伝えましょう。研修内容のみではなく、アドバイザーさんに来校していただく時刻やそれに合わせた宿泊地や交通手段の伝達・確認など、アドバイザーさんに気持ちよくお話しいただけるように心がけましょう。


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