科学と大久保

午後まで寝ていた所為か、なかなか気持ちが湧いてこない。夜、撮りたくなって、百人町へ。

向かう途中、声をかけられる。「そのレンズ、なんのレンズですか?」「シグマだよ」「お兄さん写真家ですか?」「うん、ちょっと大久保撮りに行こうと思って」「ここ作った人、写真家なんですよ、案内しますよ」「あ、そうなの、ふーん。じゃあ10分だけ」

ここは、サイエントロジー。いつも目の前を通るとき、なんとなく気になっている怪しい建物。SCIENTOLOGYって書いてあるからサイエントロジー。

声をかけてくれたのは、少し小柄で懐っこい感じのアジア系男性。めちゃくちゃに明るい店内、というか施設内を案内してくれた。

原因の分からないイライラ、不合理な振る舞い、これってどうして起こるんだろう?という内容の5分程度のビデオを鑑賞。丁寧なカット割りと感じの良い日本語ナレーション。洗練、というか漂白されまくってる。

まずはこれをやってみて、と渡された能力分析テストの無料ご招待券をリュックに入れて、いざカメラ散歩へ。

しかし歩きながら気が付いた。今日撮りたかった夜は、この夜じゃない、24:00頃にまた来よう、なんて考えながら10枚ほど。

日曜の夜は静かだなあ。

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