瀬戸内国際芸術祭2019オープニングセレモニーとパブリックアートで宇野港を彩りました
2019年4月27日、瀬戸内国際芸術祭2019の岡山側の玄関口である宇野港会場オープニングセレモニーにおいて、情景描写ピアニスト・山地真美による音楽イベントを実施いたしました。
また同じく宇野港にて廃校のピアノを用いたパブリックアートの展示を行いました。
瀬戸内国際芸術祭2019オープニングセレモニー
当日は晴天に恵まれ、瀬戸内海の多島を臨む素晴らしいロケーションの中、出演者250名、観客も含めて500名という大人数で一つの音楽を奏でるというまさに地域が一体となって芸術祭を盛り上げるセレモニーになりました。
特に、玉野市の子供たちから「玉野の良いところ」を集めるワークショップを経て山地が作成した新曲「みずいろせとうち」の大合唱は、玉野でしかできないパフォーマンス。
「その地域独自の音楽を地域に響かせる」音土産プロジェクトの夢が実現に近づきました。
そんな一体となった会場をドローンで撮影すると、なんと大きな魚の姿に。
みずいろせとうち、豊かな海の世界に生きる仲間として一つになりました。
事前ワークショップで参加者の皆さんが描いた魚のイラストを音楽に変換するデジタルアートミュージックの発表も行いました。
絵を円柱形の型に巻きつけ、変換装置(写真左下)の中をゆっくりと回すことで、画像を箱の内側手前のセンサーで読み取って音に変換していきます。
瀬戸内でしか楽しめないアートを通して、世界のアートファンと地域がる瀬戸内国際芸術祭の幕開けを飾るイベントとして、様々な形で「今このとき、ここでしかできない音楽」を地域一体となって楽しみました。
これからも音楽と笑顔溢れる宇野港から、アートの旅を楽しむ沢山のゲストの皆様を送り出してまいります。
備前パブリックアート
夕刻からは、セレモニーでも活躍した、廃校になった旧勝間田中学校のグランドピアノが幻想的なライトアップで彩られ、「備前パブリックアート」が始まりました。
美しい岡山の自然の中に誰でも弾くことができるピアノを置くことで、訪れた方が自然の中での音楽を楽しみ、そのすべてが一体となって「今このとき、ここでしかできないアート」になるこの企画。
狙い通り、様々な年代の方が様々な楽器を手にとり、自由に音楽を楽しんでいました。
とてもフォトジェニックな演奏風景です。
参加者の皆様も思い思いに動画や写真の撮影していました。
この企画は2019年5月1日和気町の藤公園でも楽しむことができます。