あい奥様ストーリー【1】
「おやすみ」
ダブルベッドに入った田中龍之介は、先に眠っていた妻に声をかける。
妻の反応はない。ついさっきベッドに入ったから、眠りが浅いだろうに。
挨拶を返してくれない理由として、一つの出来事が思い浮かぶ。
それは、先週の休日。
大学生の息子が友人たちと旅行へ行き、家を空けた日のことだ。
息子がいない日は珍しく、俺も妻も互いに性欲があった。
夜になり、いいムードになったとこで、俺たちは互いの身体をまさぐった。
結婚生活二十年、五十代になっても月に一度の頻度でスキンシップしていた。
「あっ、ああ!!」
キスをし、十分に愛撫をして互いに身体の準備が出来たところで、俺は自分の肉棒を妻の蜜壺に挿入した。
「いたっ」
先端を挿れた直後、妻の顔が歪んだ。
感じているのではない、本当に痛いのだと気づいた俺は肉棒を蜜壺から抜いた。