見出し画像

トカゲとヤモリ① トカゲ前編

突然noteを書こうと思ったのは記録のため。1年と5ヶ月ほど前、丈夫なトカゲと暮らし始めた。爬虫類と暮らすイロハを覚え、慣れた私は先週赤ちゃんヤモリを飼い始めたのである。
近所のオバチャンたちは子どもはすぐ大きくなるとか言っていた。「こんなこともあったな〜」などと 同居ホモ・サピエンスがニヤニヤするため、また思ったことを長文でダラダラ書くためにnoteを不定期に投稿しようと思い立ったのだ。

トカゲ こんぺいを迎えるまで

こんぺいは、2019年のレプタイルフェスなるイベントにて迎えられた、ツェッヒオニプレートトカゲ(以下オニプレ)。

小心者で自己主張が苦手な私は、家族に「爬虫類を飼う!」なんてとても言えたもんじゃなかったので、行動から入ることにした。まずはイベントの前に爬虫類に必要なグッズを買う。グッズを揃え、家族に相談せざるを得ない状況で自分を追い詰め、ダメだったら諦めて中古販売に出す。普通に相談すればいいのに。

この時点ではフトアゴヒゲトカゲと悩んでいたが、温湿度の許容範囲が広めで丈夫なオニプレに軍配が上がった。また、お値段がかわいらしいのも大きかった。

何が必要なのか

生体を迎えるにあたり、事前に準備すべき物はざっとこんなモンだった。餌はイベントでも販売しているし、ショップでも販売している。

・ケージ
・ライト
・床材
・バスキングスポット
・シェルター
・水皿
・餌皿

ケージ、すなわち家なるぞ


ケージはホームセンターで売っている大きめの衣装ケース、蓋を切り取ってクリップライトを取り付けられるようにした。一見「は???」と思うだろうが、衣装ケースで暮らす爬虫類は案外多く、ケースでのんびり生きるオニプレも割といらっしゃる。このトカゲ、最大の長所として【丈夫さ】が挙げられるのだ。環境に対する許容範囲がとんでもなく広いのである。
まあ、ここは人それぞれ意見があると思うし、愛の深い方にぶん殴られても仕方ないと思う。ごめん。

今は、フリマアプリで依頼して作ってもらった、大きめのケージを使っている。もちろん、専門のブランドが作ったケージが1番いい。ただ大きいサイズの全面ガラスを置くのは、東日本大震災を経験した身では少し怖かったのだ。
肝心なのは2つ。まずは“過去の出品を確認すること”。どんな製作をしてきたのか、自分が欲しいケージに近いものを作った経験があれば申し分ない。
もうひとつは“爬虫類飼育の経験があるか”。どんな子を飼いたい、とか何匹で使う、これをイメージできる人が作ると、相談がしやすい。私も「オニプレ1匹で〜」とお伝えしたところ、ライトの位置等でケージ内に温度差を作れる物を提案していただけた。これらで良い品を手に入れられれば問題ない。こうじゃなきゃだめ!は決してない。
ただ、鍵や扉のたてつけは必ず確認すること。脱走して野生下で生きていける個体は少ないし、周囲の人間に迷惑がかかる。
特定生物の場合はきちんと条例等を確認しましょうね。

明るさと暖かさと


これは明るさというより温度管理などで必須のアイテム。必要な電球は2種類。温めるためのものとUV-Bを発するものだ。これは生体によって、適切にカスタマイズすることが大切。何と言っても爬虫類は変温動物で、日光浴をしなければ代謝を促進できない。つまり生きていけないのだ。
当時は、両ライトともジモティーで安く譲っていただいた。取引相手のオニーサンに「何飼うの?」と言われ「オニプレです」と返したら「渋いね!」とニヤニヤされた。

電球は今、通販で入手している。が、ここで小話を。
日光浴で使うライトは、温度を上げるための散光型レフ球。
レフ球?気づいた人はいるだろう。
そう、ホームセンターで買える。
ワット数を気にかけて、爬虫類向けから極端に逸脱しなければ代用は可能なのである。これだけでも入手しやすくなるし、値段もかわいくなる。
流石にUVライトは爬虫類用の物を購入している。
プラスアルファで、外の天気が良く暖かい休日は小さいケースで天日干しさせている。日陰と水を確保して本物の日光に当ててあげると、こんぺいさんは結構のそのそ歩き回っている。

家具付き住宅を作ろう

床材は地元の爬虫類ショップに行ってヤシガラを購入した。調べたところではペットシーツを使う人、デザートサンドという床材用の砂を使う人などもいるようだ。店員さんにも相談したところ、本当にどれでもいいらしい。やはりオニプレは環境に対する許容範囲が広いのだ。ちなみに現在はウォールナッツサンドというクルミ殻の砂を使っている。オニプレは穴を掘る習性があるので、もりもり穴掘りしている。ただ湿度管理が大変だ。ヤシガラと組み合わせて使おうと思う。

バスキングスポット(日光浴で体を温める岩場)とシェルターは、玄関の前に落ちていたプレートと石を組み合わせて作った。
水皿、餌皿は共に、百円ショップでちょうど良さそうなものを購入した。
これらは洗った後に熱湯をジャブジャブかけて殺菌した。爬虫類を飼い始めて熱湯信者になりつつある。

そんなこんなで少しづつ準備を整え、いよいよイベントの朝を迎えた。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集