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「のはらのうた」に耳を澄ませて、「ヴァン・ショーをあなたに」
1月下旬からのひと月間は「初」がつくことに取り組んでいたので、
心に残る本の印象がどんどん薄くなりそうで怖い。
元来、作家名や書名を覚えたりしないできた報いか、人から聞いて興味を覚えた本でも、いつかいつかと時が経ち、いざ時間ができたから読みたいあの本・・なんだっけ?となる。
せめて作家名でも思い出せれば何とかなるものを、といつも自分の記憶力のなさに憤然とする。
去年の今頃も雨かコロナ禍で家籠りの日があった。
その時に読んだのが、「のはらのうた」と「ヴァン・ショーをあなたに」
「のはらうた」は春うららかな日に、ゆっくり、ゆったり、
お外で読むのもいいかな^^
野原のみんながしゃべるたび、歌うたびに
くどうなおこさんが書き留めたんだって♪
おしゃべりしたり歌ったりするみんなの名前が面白いの。
名前を隠して、誰がしゃべったのかなって、
想像しながら読んでみるのも面白いかも。
例えば、
<こころとあし>
ぼくの こころが
ないているときも
ぼくの あしは
おまつりを している
わっしょい わっしょい
ざっざっざ
すると こころも
なんだか わらえてきて
いっしょに
かけごえを かけている
それいけ それいけ
わっしょい わっしょい
だから ぼくは
あまり なけない
これはね、むかでやすじ さんが おしゃべりしたのよ・・わかった?
これを読んじゃったら、むかでも殺せなくなりそう^^;
「ヴァン・ショーをあなたに」は「タルト・タタンの夢」の続編。
「マカロンはマカロン」をいれて「ビストロ・パ・マル」シリーズと呼ばれる近藤史恵3部作の1冊。
シリーズとなると読まねばと力が入っていけない。
間を置かずに読んだせいか「ヴァン・ショーをあなたに」ほどのインパクトがなくて、印象が薄まってしまった。
「マカロンはマカロン」も読んでからnoteにまとめてみたい。