びっくりした時には、かわいい声を出したいのに。
今日の天気予報が雨でよかった。
いちばんのお気に入りの靴は、玄関でいいこにお留守番。
今日の靴だって、汚れでもいいって思って履いているわけではないけれど
いちばんのあのこじゃなくてよかったと思ってしまった。
真面目に前を向いて歩いていただけのわたしは突然、うわっと後ずさった成人男性に足をぐにりっと踏まれた。
成人男性の体重が、一本の足にかかるときっと二本足より重いよね。
びっくり体質なわたしは「ゥンボー!!」という
まるでウシガエルのような声が出てしまったもんだから
逆にその人がびっくりした後、そのカエルボイスにウケていて笑っていて
何故かわたしは「すみません」と謝っていた。
ぐりに、ってされた側だけどね。
じわじわ、ずっと痛かったけどね。
いいのいいの、誰にだって過ちはあるからね。
でも、謝ったのわたしだけなんですけど😂
その人は、ガチャガチャをしていて
わたしのカエルボイスにウケた後、一緒に来ていた人に
「同じの2個出たーうへうへ」
みたいな感じで
わたしを透明人間のように扱った。
「ふんだ、次もおなじの3個目でろっ」ぽそぽそ。
あの日あの時あの場所で
君に足を踏まれなかったら
僕らはいつまでも
見知らぬふたりのまま
足踏まれは突然に。
東京足踏まれストーリー。
ここから、ラブなストーリーが生まれたら
どれほどよかったことでしょう。
あなたとわたしが
カンチとリカだったら
どれほど胸がきゅうんとしたことでしょう。
できれば、見知らぬふたりのままがよかったな😂
いじいじとしちゃったけど今日も運貯金。
また運をためにためて、大金おろしてやるからね。
そんなわたしの一日にお供してくれていた靴を労いつつ
なんとなく大袈裟に、足にはしっぷなんか貼って寝ようか。
思い出したら左足がじんわり痛いような
たぶん、そんな気がするだけ。
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