足元に弱ったGがのろのろ。
昼間暑くて、夜は少し涼しい。
きれいな三日月を見て帰ろうと、夜風に当たっていた時なんとなく足元に目をやると
のろのろ歩くGがいた。
Gと言えばわたしの天敵であり、できることなら人生で関わり合いたくない虫なんだけれど
背中から羽をちょろっと出した状態でのろのろと歩くGを見たら、いつものような感情にはならなかった。
あの様子だともうすぐ空に帰ってゆくのか。寿命なのか、それとも事故にでも遭ったのか、お腹が空いているのかなんだかわからないけど
あのGはしあわせだったかな。今日までずっと楽しかったのかな。
こんな姿を見たら今後、家に出たやつに殺虫剤を勢いよくかけることを迷ってしまうかもしれない。
それにしても黒光りしたでかいやつだったな。
ちょっとだけかわいそうにに思ったけどやっぱり、思い出しただけでもちょっと怖い。
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