題して、行き当たりばっ旅。
行き当たりばったりとは。
無計画にその場の成り行きに任せて行動を起こすこと。 また、その様。
わたしたちは、あてもなく西に車を走らせた。
その名も「行き当たりばっ旅」
我ながらステキなネーミングだと思う。
かなりの心配性なわたしは計画通りに物事を進めないと気が済まないタイプで、少しでも予定が狂うと頭がパニックになってしまう。
本当はドキドキしていたけれど、相棒のぬいぐるみも連れてきたし、かばんも荷物でパンパンにして来た。
用意周到な行き当たりばっ旅は少しチグハグしている。
もともと持っている神経質な部分をたまにはぶっ壊すこともいいのかなと。
まぁいっか、が言えるようになる修行旅行みたいなものなのかもしれない。
途中サービスエリアで休憩を挟みながら、行けるところまで行こうといざ出発するも高速に乗るまでにまず渋滞。
そりゃそうだ、今日は行楽日和な土曜日。
早くも不機嫌モードになりそうな運転手さんをなんとかなだめながら高速に乗るも、また渋滞。
おほほほ。そんなの想定内だ。
すぐに食べられるおやつを口の中に押し込めてあげよう。
お腹が空いて、途中でまさかりかついだ金太郎まん。(そんな名前ではなかったし、まさかり担いでない)
おもち入りの豚まん。
バックには真っ白富士山🗻
たこ焼きは限定のみそ味。
珍しくて食べてみたけど、結局たこ焼きにはソースマヨが合うというとんでもなく当たり前のことに改めて気付かされて
「ほぉぉぉ」という、なんとも言えない声が漏れてしまう。
こんなところにも旅に出た理由がある。
でも、珍しい食べ物はすきだから食べてよかった。
静岡は横に長くて、なかなか抜けず次に寄ったサービスエリアもまだ静岡だった。
山に咲く桜を見ながら、高速道路を走るとなぜか窓が汚れるなぁと思いながら乗っていると今度は
ナガシマスパーランドが見えてきた。
わたしは初めての土地。
夫は子供の頃ここに来たことがあるらしい。
近くには海の見えるアウトレット。
次のサービスエリアは滋賀県で、たぬきの置物が沢山あってテンションが上がる。
車に乗り込むと、あのサービスエリアに行ければ琵琶湖が見えるかもしれないと夫が言ったけれど西日が眩しすぎることに文句を言いながらそのまたわたしは眠ってしまう。
一切運転もしていないのに、一丁前に睡魔に襲われた。
起きたらきれいなサンセット。
贅沢だな。横に乗ってわーわー言ってただけなのに、こんなに西まで連れてきてもらった。
滋賀を過ぎた辺りから、車間距離の間隔が狭い気がしたのはウワサ通りだった。
あおられ運転は勘弁!と、控えめに…だけど波に乗り遅れない運転の応援だけした助手。
うっすら暗くなった頃に辿り着いたのは、大阪のベイエリア。
ずいぶん遠くへ来たもんだ。
ここまで来ると不安も吹き飛び、行き当たりばっ旅が楽しくなってくる。
青春時代をここで過ごしたという、夫の思い出の地で全く大阪っぽくないものを食べて本日は終了。
ギリ、夫が買っていた地域限定の肉吸いが大阪っぽい。
こんなことがあるかもしれないから昼間にたこ焼きを食べておいてよかったんだよ。
静岡で大阪のたこ焼きを食べたわたしたち、大儀であったぞ。
そして大阪のファミマにも感謝は忘れない。ありがとう。
あれ…昼間もサービスエリアのファミマに寄ったっけ。
無計画、気持ちの赴くままのこんな旅も時にはありかもしれない。
うん。大いにあり!
運転手さんは、しゃべりながら寝た。
お疲れ様と、スペシャルありがとう。
でもいびきはうるさい。
疲れている時、いびきが出がち😪
心配性/マイナスターズ
かばんパンパンも、膀胱パンパンも
ぬいぐるみだけでかばん3つになったのも(さすがにこれは盛りすぎていて、ほんとうは1つ)全て当てはまる。
この曲って、わたしの曲なのかもしれない。