今日も今日とて、運貯金。〜それでもわたしはラッキーガール〜
「うみちゃんといると、必ず何かしら起こるからおもろいねん」
ってこっちはおもろないねん。
でも、そんなことを言ってくれる人が
奇跡的にわたしのそばにいつもいてくれるのは、今まで貯めてきた「運貯金」のおかげなのかもしれない。
小さなトラブルが起こったら、その度に運を貯金していこう。
そう思って過ごしてみると
わたしの生きる道が少しだけ愛おしく、おもしろいと思えるようになった。
ファンクラブに入っていながらもライブチケットの先行抽選は必ずと言っていいほど外れる。
それなのに逆に、異物混入にはよく当たる。
物を買えば不良品に当たり、道を歩けば、鳥のうん(運)が降ってくる。
悪さをしていないに突然後ろから来たカラスにどつかれたことだってある。
お金は持ってないのに持病があって
起きてもいないことに不安を募らせなんとなくいつも、せかせか。備えがあっても憂いしかない。
ちょっとだけ、生きづらさを感じる星の下に生まれてしまったのだけど
そんなわたしにも、みんなと同じ1日24時間が与えられて1年365日を過ごすことが出来る。
グループでいれば「変わってる」とか「変なやつ」だなんて、異物のように扱われていたためわたしの自尊心とやらが家出をしてしまっていたのだけど
なぜに自分ばかり…と、時に傷つき嘆いていた自分に伝えたい。
書くことで生まれた新しい自分がちょっとだけ好きになって、直せと言われた短所も見ようによっては長所になるかもしれないという可能性だって秘めている。
いつも脇役だと思っていたわたしが、実は1番スポットライトあびていた…!!なんちゃって。
一億総主人公時代。
特技と言えるかわからないけど、小さなシアワセを探すのは得意なわたし。
そんな珠玉(ではないかもしれない!)の1話読み切り短編集を、ぜひお楽しみください。
よければ、1話だけでも読んでいってください🥺
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餃子のかくし味。
スペシャルなお月様。
他の誰かの運までちゃっかり貯金箱に。
月と火星とおにいさん。
ケピソードのない人生なんて。
あの鳩はわたし。
苦いのにチョコレート。
甘くてしょっぱい。
拾い物に福ありがち。
おしまいの歌。
たくさんの愛と、貯めてきた運ちょを込めて。