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子宮頸がんでも子宮を残せるの?

告知までのお話しはこちら↓

治療方針を決める

2つ目の病院でいろいろ検査した結果
私は「子宮頸がん・1B1期」と告知を受けた。

今後の治療方針について話し合う。

子宮摘出か…とぼんやり考えていたら
先生が「妊娠を希望しているなら、妊孕性を温存できる広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)という手術もある」と教えてくれた。

え?
「子宮頸がん」イコール「子宮摘出」じゃないの!?
まじ?
主人と顔を見合わせる。

「ここの病院ではその手術は出来ないから
また病院を移ってもらうことになるんだけど、
おみみさんの状態だったら適応かもしれない。
できるかどうかは紹介先の先生の判断になるけど、
行ってみる?」

『行きます!』

「その手術を受けられても早産のリスクは上がるから、無事に出産できるまでには色んな懸念事項があるよ」

『行きます!!!!』
だって可能性がゼロじゃなくなる。

トラケレクトミーを受けるには
いくつか条件があるらしいが
詳しくは紹介先で説明を聞くことになった。
※病院によって適応条件が違う可能性あるので、
適応条件についての言及は控えます。

私の住んでいる地域では、
紹介先の病院しかこの手術はできないらしい。

紹介先はスーパーBIG大学病院なので、
初診の予約は3週間後にしか取れなかった。
「初診を待っている間にPET CTを受けて、その検査結果も大学病院に持っていけるようにしよう。
そしたらスムーズに話が進むだろうから」と、先生が提案してくれた。
スイスイとPET CTの予約も取ってくれて、
こちらの検査結果でも「転移なし」だった。

ちなみにPET CTは予防的に受けると
保険適応外で10万くらいかかる。
私は癌の治療目的なので3割負担の3万円くらいだった。3万でも十分高い。
今までの検査を含めると
考えたくない感じの金額になってきた。
通院でもOKの保険入っとけばよかった。

そして、癌を見つけてくれた先生には
感謝してもしきれない。
先生が「念の為、MRIをとろう」と言ってくれなかったら癌が見つかるのはもっと先だった。
それだと「子宮を残す」という選択肢は
なかったかもしれない。
先生から
「わたしたち、医者も、看護師も おみみさんの為に全力で頑張るから、おみみさんも一緒に頑張ろうね」
って言われたこと。
転院先でも何度も思い出した。
本当に励みになった。

先生からの紹介状や
今までの検査結果を携えて。
いざ。
大学病院へ。






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