寂しいという一言で表したくない、表せられない感情
ふと、後ろを振り返ったとき
ふと、横を向いたとき
ふと、ソファをみたとき
ふと、リビングを見たとき
ふと、ふと、ふと、
ふとした瞬間に、もうここにあの子がいないことを
実感させられる。
この感情をなんと言うべきだろうか
寂しい
違う。
孤独感?
空虚感?
もっと、もっと言葉に表せないほど
特別な感情で
あの子に対してしか抱けない
あの子だけの
あの子と私だけの言葉で
今でも大好きだよ
これから先もずっとずっと大好きだよ
私にはあの子しか
あの子だけしかいなかったし
それ以上なんてものも望んでいない
ねえ、いつか会える日がくるかな
当たり前だったあの瞬間は
もう二度と味わうことが出来なくなってしまった
いま、なにを食べてる?
いま、なにしてる?
元気かな。
最後まで情けない飼い主で本当にごめんね
もっともっともっと
もっと一緒にいたかったな。
最後まで頑張ってくれてありがとう。
最後まで一緒にいさせてくれてありがとう。
私、来年ね免許合宿に行く予定なんだ
ドライブ好きだったでしょ?
助手席に座っていいよ
窓を開けて 季節の風を感じて
どこかのお店に寄って
なにかつまみ食いしながら車に乗って
私は幸せそうにすやすや寝ているのを見て安心して
そんな未来を、そんな未来を
やっぱり、寂しいよ。