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10. 9... 8. 7.. 6... 減っていくお寿司


ハァ~ッ。。

どこからともなく聞こえてくる溜息。


なんだ?

残念そうなオーラを放ちながら、トロトロとろけるサーモン寿司を楽しんでいる女子大生カップルの1人。


プレートの上の寿司が一貫、そしてまた一貫と減っていく。。

ハァ~ッ。


あれっ?
また、溜息ついた。
なんか嫌なことでもあったのかな?



次に耳に入ってきた彼女の一言。

「私のサーモン寿司。。
減っていくのを見るのが悲しい。。」

それを聞き苦笑する、お友達。
それでかぁ! そしてわたしも苦笑する。

悲しみの溜息だったんだ。。



そして、3分後、とうとうその時はやってきた。


最後の一貫


ハァ~~~。。



その彼女、ふと、隣の席を見る。

これから食事を始めようとしているお客さんの爛漫の笑顔。
プレートの上にはしっとりとした光を放ちながら新鮮なサーモン寿司が隙間なしにぎっちりと並んでいる。

それを見てもう一度、ハァ~。。


そして、最後の一貫は彼女の口の中へと運ばれていった。
そのまったりとした美味しさに、でも、円満の笑顔を見せる彼女。

次は大きいの頼もうっと^^

そうお友達に宣言してお店を出ていった。



サーモン寿司マニアの悲しみを垣間見た。
サーモン寿司ではないが、わたしも同じ悲しみを持っている。目の前で大好物が減っていくのを見るのは悲しいものだ。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました🌷
ソウルにて、3坪のサーモン寿司(店名)よりオミジャがお届けしました^^
ヨロブン、ト、マンナヨ!(みなさん、また会いましょう!)

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