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あら、もう地元でしたか。

12月29日。昨日で仕事納めの人も多かっただろう。そして、帰省ラッシュになるであろう、この日に移動を試みてしまった。羽田〜米子空港間のキャンセル待ちが、まあ予想通りにキャンセルならずだったため、東京〜神戸〜米子という新幹線&高速バスを組み合わせての戻りだ。

出身は沖縄としてはいるものの、じつは、学生時からこういった年末年始での地方との行き来をした覚えがない。そもそも「沖縄」が地元であり、帰る場所という意識がなかったのだ。

0~1歳:長崎平戸島
1~8歳:神奈川(川崎&横浜で何度か引越し)
9~15歳:沖縄伊平屋島
15~18歳:沖縄那覇
19~24歳:東京(3回引越し)
24~25歳:京都、香川小豆島
25~27歳:沖縄⇆東京(2拠点)
28~29歳:東京
29~33歳:鳥取大山
34歳~:鳥取大山⇆東京(2拠点)

こんな土地歴なので、「地元」がどこだかわからず、対して思い入れもないので、甲子園にも熱も入るわけもない。

ただ、30歳を前にふつふつと考えていたのは、「地元をつくる」であり、そういった感覚を得られる家づくりと関係性づくりがしたいということ。

そして今朝、武蔵境の事務所を出てから、スーツケースを押し引きする群衆をみて、今までそれが他人事でしかなかったのが、まさに自分もその中の一人なのかもしれないと思った。東京駅で新幹線にのり、実家に帰るであろう家族たちの会話を盗み聞き、ああ、と気付いた。確信した。

そうか、いつの間にか、鳥取は地元になってたんだ。

さっき、家に戻って、猫たちの餌を足しながら、よしよしと撫でまわし、こたつに入って、ふぅと一息。いやぁ、帰ってきたねー、そうそうこれが、ただいま、だわ。そうか、これが地元かあ。

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