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未来よりも過去に比重を置いてみるノート(yPad)

 冬なのに夏服がずっと放置されている。片づけもままならぬうちに、秋がすぎ、あっという間の、冬。ちょうど先日から雪が積もりはじめて、真冬。

 自分がずぼらな性格だと、生活ーーー家に散乱・放置されたものーーーをが教えてくれる。教えてくれなくてもいいのに。夏服がダンボールや押し入れに片付いていないという意味では、まだ完全に衣替えは終わっていない。そんななか、脳をあたためる衣が先に替わってしまった。

 普段使いの「ノート」が、ついに新たなものへ。8年間くらい何度もサボっては放置しだら〜っと使用していたyPad hafから、2年前に購入したyPadへ。サイズをまた大きいものに戻した。バカだからか、小さいよりは、大きいほうが脳の世界が広がるような気がしちゃって。

 1週間分のスケジュールから、2週間分へ。なんだかんだ一覧でまとめて眺められるほうが、すぐ忘れる自分としてはありがたい。

じつは10年くらいお付き合いがある文房具。今あらためて、yPadと相性がいいと感じているのは、やっぱりマルチタスクを書き出せること。1日に1個(1プロジェクト)のことだけをやるならいいんだけど、実際には何個ものことを気にかけながら進めていかなければいけない。そんなときに、日毎の進捗・思考(メモ)を確認できるのはすこぶる良い。

 そして、昨日気づいてしまったのは、これまでサボりがちで「使っては停止し使っては停止し……」を繰り返していたのは、未来を意識してyPadを活用しようとしていたからだということ。

 先回りしてあれこれを書き出しては、ものごとを逆算思考で動く準備をしていく。これは、今のことよりも先のことが頭に浮かんで、ひぃひぃ汗がたらりと流れ、心臓に良くない。切羽詰めてやってると、すぐに息切れしてしまう。結果、ノートを使わなくなる。

 自分の放置スパイラルの謎が解けてしまった。

 未来のことを書いて意識するよりも、日記のように、過去のことを書き出して事実を記録し、そのときの思考と感情を探りにいく、ほうが性に合っているようだ。

 その小さすぎるコペルニクス的転回により、停滞しがちだったyPadが捗り、やっとのことで文字のほうの衣換えができたというわけです。

 過去のことばかり記録して……は一見、後ろを振り向きすぎな気もするけど、結局のところ、その事実と紐づく反応から「次どうすっかな」とあれよあれよと未来へと向かっていくもので。とにもかくも、yPadを黒で赤で、点で線で汚しまくる。

    汚すほど 、深く澄んでく、頭かな。

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