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「鑫」「靐」という上級魔法

同じ文字が三つ並ぶのが好きなんだよな。「ゲゲゲ」とか「フフフ」とか。目で見ても喜ばしく、音で聞いても心地よい。

同じ文字が三文字並ぶスタイルは、漢字にもある。「森」であれば「木」が三つギュッと詰め込まれている。他にも「品」や「轟」があるけど、無知なだけで「猋」や「舙」などの漢字が100種類以上もあった。

こういう漢字を日本では「品字様(ひんじよう)」と呼び、中国では「三叠字(さんじょうじ)」と呼ぶらしい。あ、同じ文字を3つ連ねることで、その意味を増幅するのが多いのか。

たとえば「鑫」だと「金や財産が多いこと」、「靐」だと「雷の大きな音」を意味する。馬や雷が「メラ」だとすれば、驫や靐は「メラゾーマ」といった強弱のニュアンスに近いのかもしれない。

…と仮説ができたのに、「譶」は「口早にしゃべるさま」といった一筋縄ではいかぬパターンが速攻で見つかり…。まあ戸惑うけど、ますます漢字おもろ!と思っちゃった。


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