遊びが学びにつながる、これマジで。

 子どもたちと続けて遊んでいると、その変化(成長)に気づくことがある。そんな遊びだとしても、それは変わらない。たとえば、ポケカ(ポケモンカード)。

 自分ややっているお店では、「ポケカミングデイ」と称して、定期的にポケカをひたすらやる日をつくっている。子どもから大人までポケカをやりたい人で集まって、対戦したり、デッキついて情報交換したりするオープンな日になっている。

 2週間に1回のペースで確保しているポケカミングデイ、それが今日だったんだけど、小学低学年の子が遊びにきて、4戦ほどして帰った。その1戦目と4戦目をぼくが相手したんだけど、たった2時間ちょっとの間で大きな変化を見つける。

 1戦目、その子は毎ターン毎ターン、ドローした(1枚引いた)カードにすぐ反応して、技を使おうとしちゃうのだけど、本当は技を使う前にグッズやサポートを使ったり、エネルギーを1枚つけるという時間をスッとばしがちな印象を受けた。

 けど、試合後に「技は最後だから、その前にグッズやエネルギーを使うことを忘れないようにするともっと強くなるよ」と伝えると、2~3戦目でちゃんと練習して、4戦目では「自分のターンでできることをチェックする」ようになっていて、かなり戦い方が変わっていた。

 そういう変化におぉってなるし、たかがポケカなんだけど、やっぱりされどポケカでもあり、遊びを通じて、ちょっとずつ意識の量が増えることはいいことだよなぁと。国語や算数の影響は少なからずあるわけだし。

 自分でデッキを組めるようになるってのは、かなり大きい(自分で組めないから、カードを集めるだけで対戦に踏み込めない子は意外といるので)。

 fab boxに定期的に来てくれてよく対戦する小学生の子も、ポケカを始めたてのときはデッキの使い方がもったいないなぁと思っていたのに、いつの間にか自分でいろいろと実験的なデッキを組んで、油断すると負けちゃうくらいの強さになっていて、その成長スピードにビビっちゃう。

 遊びを通して、応用できる力を身につけられる子って強い。ぼくはそう信じてるから、ポケカごとき…と言われないように親御さんには伝えたい気持ちばかりが昂ってしまう。ただ、「安く(お金をかけず)、強くなろうぜ」という気持ちも同じくらいあるので、そのやり方についてもじわじわ共有していければと思っているわけです。

 ポケカで遊んで、(無意識で)いろいろできること増やせたらいいよねぇ。

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