無能である『覚悟』が暗闇の荒野に道を切り拓く
僕みたいに会社に勤めていつつも、全く会社のビジョンに共感出来ず、自分で遣り甲斐を見出す気力もない人に対して「なんで入社したの??」と人は疑問に思うかもしれない。
全くそのとおりである。人事の目は節穴?
ただ、就活中は切羽詰まってるから正常な判断が難しく、全く自分にマッチしていない会社に入社してしまうことも致し方ない。人事はもっと僕の内面を見て落として欲しかった。
僕は入社して8年になるが、幸運なことに内6年間を自分にマッチした部署に配属され、適当にやっていてもなんとかやっていけていた。
しかし、今年に配属された部署はマジで合わなくて転職を決意している。
マジで合わないから全く仕事ができないし、転職する気マンマンで向上心のかけらも無いため、上司からの詰められる距離は近づくばかり。1月後には多分僕を通り超して背中合わせで詰められている。
更に何か報告しても詰められるのだるいから話しかけなくなり、関係が悪化するという典型的な人間関係地獄に陥っている。
ただ僕のように対実力比3,000倍のプライドを持つ厄介な温室育ちについて、重大な問題がある。
それは相手から無能だと思われることだ。
とにかく無能と思われないように虚勢を張って生きてきたので、これだけは我慢ならない。
ただ待ってほしい。
ここまで見てきた職場での僕は完全に無能だ。
自ら無能の振る舞いをして、無能と思われたら憤る。
「やる気ないなら帰れ!」と怒鳴ってきて、マジで帰ったら「なに帰ってんだ!」とキレる体育教師の理不尽さに似ている。
無能の振る舞いをする以上、自分が無能と思われるのは当然である。じゃあどうすればいいのか?
『覚悟』である。
やる気のない振る舞いをするのなら、どう思われてもいいという『覚悟』を持たないといけない。
覚悟…僕の愛読書ジョジョの奇妙な冒険にも度々出てくる言葉だ。
ジョジョに倣って言えば以下のようになる。
僕が長年「人間讃歌」であると信じていたジョジョ、実は無能が自分で無能であることを正当化する「無能のアヘン」※1であったという衝撃の事実に震えが止まらない…。
ジョジョの話は置いといて、やる気ないのになんでもできちゃう「やれやれ」系主人公はマンガにしか存在せず、社会でやる気ない奴は基本無能だ。
やる気ないなら、周りからの評価は甘んじて受けいれる覚悟を持とう。
覚悟はいいか?オレはできてないから、明日からもメンタルをすり減らして生きていきます。
※1
成功したいけど努力はしたくない無能が自己啓発本を読んで努力した気になって気持ちよくなっている様子。フロム堀元氏
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