【自分の選ぶ道は自分で決める】「優等生」とはどんな人なのか。
はじめに〜人に褒められることが嬉しかった自分
小学生の頃、テストで100点が取った時に先生や親に褒められるのが嬉しくて、進研ゼミや塾に通い、日々勉強に励んでいた。
中学生の頃、学年1位になれると先生や親に褒められて、同級生からも「優等生だね」と言われるのが嬉しくて、自分なりのまとめノートを作り、引き続き塾に通い、部活にも全力で取り組みながらも勉学に勤しんだ。
高校生の頃、自分の学力には限界がある(上には上がいる)ということを思い知ったが、先生にそして親に褒められるような優等生でいようとひたむきに勉強(もちろん部活も)を続けた。
そういった状態で過ごした高校の頃の進路は、正直ふわふわした状態で決まった。
先生におすすめされたところで、かつ親戚がいて親も安心できるような大学。
自分からどうしても行きたい!という意志のもと決めた進路先ではなかった。
でも自分は「優等生」だから、先生や親に満足してもらえるように努力する必要がある。当時の自分はそう考えていた。
就活を通して得た「気づき」
そして、時は大学三年の就活を考え始めた頃、自分は今まで他人が敷いたレールの上をただ従順に歩んでいたことに気づいた。
自分で行きたい道、やりたいことを見つけることができなかった。
当時、ひとまず公務員を目指して勉強に励んでいたものの、予備校に通い、他の予備校生のひたむきに勉強する姿を目にする中で、「自分は本当にこの道(公務員になること)に進みたいのだろうか」と考えるようになった。
また当時、「公務員専願はリスキーだから」と民間企業の就活も並行して行なっていたのだが、公務員志望者がよく併願するのは地銀(?)という風潮に倣って、銀行業を中心にみていた。しかしここでも、「私は銀行系は向いてないかも…」と思うようになった。
そうして色々迷走しだした私の就活であるが、ふらっと参加してみたIT業界のインターンシップで自分は自分に衝撃を受けた。
IT業界ってなんか面白い!システムエンジニアってなんかかっこいい!
インターネット系にはめっぽう弱い自分であったが、IT業界の可能性や将来性に興味を持ったのと、「文系でも大丈夫!」という誘い文句(?笑)に釣られてSE職って良さそうと思えたのだ。
そうしてあれよあれよと選考フローに乗っかることとなり、一IT企業と縁があって内々定をいただくことができたわけだが、今後の公務員試験をどうするか、おそらく公務員になってほしいと望んでいる親にどう説明したらいいのか、そのような悩みを抱えることとなった。
自分が今までの「優等生」を続けて、公務員試験に挑戦し、合格することができて親を喜ばせることか、
自分に素直になって、すでに敷かれたレールから外れてIT企業に就職し、SEとして挑戦してみるか。
答えを導き出すのにそう長くはかからなかった。
自分の思いを全て伝えたら親も私の就職を喜んでくれ、自分が進みたい道がそれならば応援すると言ってくれたので万事解決、私の就職活動は終了したのであるが、
「優等生」とはどういう人を指すのか
改めて、「優等生」ってなんだろうと考えた。
人に褒められるのが嬉しいから、人に自分を認めてもらいたいから、人を満足させたいから、そのような理由で人に言われたことに従順になり、コツコツ努力をする。もちろんこれも「優等生」だとは思う。
ただ気をつけなきゃいけないのが、「人が満足すること」と「自分の本当の気持ち」が乖離してないか、ということ。
敷かれたレールに歩まなくても、一つ一つ従順にならなくても、そこに自分の素直な気持ちと責任感があるならば、人も結局は満足してくれるし、むしろ自分に意見があることを喜んでくれると思う。
自己肯定感は他人の評価から生まれうるものだから、他人軸で物事を考えるのは自然なこと。それに対して真っ当に生きることは大事だと思う。
しかしそれ以上に自分に素直になって、本当の自分はどうしたいのか、そういった「自分軸で物事を考える」こともできる人が、本当の「優等生」なのだと私は思う。
おわりに〜自分の選ぶ道は自分で決める
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回は今までの記事とは少し変えて、自分の考えたこと、思ったことをより赤裸々に書いてみました。
小学生の頃からのエピソードを読んでわかると思いますが、ド真面目なので笑、先生・親のいうことが全てという感じで今まで生きてきたと思います。
でも、人生の2、3割を占めると言われる仕事、自分の本当の進路を決めるとなった時、それを導いてくれる人はいません。自分の「何になりたいか」、「何に挑戦したいか」ということに対して素直になって考える必要があります。
今まで真っ当に「優等生」をしてきた人ほど、その素直な自分を見つけることに苦労するのではないかと思います。
こんなド真面目な私でも新たな道を見つけられたので、皆さんの道もきっと見つかります!就職活動は長期戦ですが、私のこのひとりごとが励みになれば幸いです。
皆さんも、就職活動をする上で自分の本音を聞き、人に流されることなく自分の進路を決めて欲しいなと思います!