「日本語」と「空気」と「世界平和」
わたしは当たり前のように日本語を話すし、当たり前のように読んで、書くことだってできる。今、ここに書いているこの文章も日本語だ。
わたしは大学進学を機に、愛知から京都に引っ越してきた。最初の頃、いちばん不思議に思っていたことが「言葉」だった。
愛知にいた頃にわたしが日常で話していた言葉は、多少の方言があるものの標準語に近いもので、街を歩いたり、学校に行ったりして耳にする言葉も全部それだった。それが京都に来たとたん、周りに溢れる言葉は今まで話してきた言葉とは大きく違っていた。関