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早稲田大学の同級生に会って思ったこと その2

経営者に対して大手企業のサラリーマンの評価が低かった私ですが、元同級生のK君を見ていて、長年サラリーマンをしていても人間的成長というものはかなりあるものだなと感じました。
K君は大手メーカーで長年勤務。
フランスや中国などでも仕事をしそこそこ出世しているようなのですが、とにかくものすごく気が効く。
なかなか表現するのが難しいのですが、豊臣秀吉と石田三成の出会いの逸話を彷彿させるような人です。
豊臣秀吉が出先で喉が乾いて近くの寺に立ち寄りお寺の小坊主にお茶を一杯くれと頼んだら最初の一杯はかなりぬるめのお茶を出し秀吉がニ杯目を頼むと今度は少し熱めのお茶を出し、三杯めはさらに熱めのお茶を出したと言う話です。
この小坊主が石田三成で豊臣秀吉に気に入られて彼の家臣になったという話があります。
まあこれは後世の作り話だということですが、とにかく細かい事に気が回る。
こういう人は経営者タイプとは違うわけですが組織のなかでは絶対必要なわけです。
カリスマ性のある経営者が1人いてもそれについてくる人、それを支える人がいなければ組織は成り立ちません。
彼を見ていると長年組織のなかで揉まれて能力的にも人格的にも成長しているのを感じます。
早稲田のホームカミングデーには家族も連れていくことが可能なので私は妻と2人ででかけたのですが同級生の中に1人早稲田の卒業生では無い妻がいても退屈したり孤立したりしないように上手く話をふってくれます。
おかげで妻も楽しいひと時を過ごせたようで、家に帰ってからKさんの爪の垢を煎じて飲むようにきつく言い渡されました。

続く

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