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ぶっちゃけ変則布石ってどうなの?

私の変則布石に対する見解は10手までなら自由に打って良いと考えています。
競技的に考えると序盤で5目〜6目以上(評価値だと75%〜90%を超える)離れると舐めプです。
普通に先(コミ無し)でやってあげたら良いと思います
その基準は10手までならクリア出来ます。それと序盤で過度に個性を出さなくても中盤で表現出来るので、序盤の布石に拘る必要が無いという事です。

私の自戦譜を使って説明したいと思います

トーチカを目指す変則布石

5手までは変則布石を打ちます。7手目からその布石が活きるように目指していきます。

右下隅は軽く対処します。メインは右上隅の布陣
注文通りの進行
相手が侵入してこないので23でバランスを取った。
どこまで大風呂敷を広げて良いものか

5手までは変則布石だったが、その後は平凡な手の連続です。
それでも個性が出てしまうのが、囲碁の面白い所です。
色を出そうとしなくても自然と色は出てきます。

いよいよ侵入してきました
33は悪手
以下このように落ち着いたが、右辺の綻びを防ぐ暇が無くなっている
33、35がイマイチなのが分かる
じっと手厚く引いておくのが正着だった
真ん中の模様をまとめたいところだが…右辺が若干薄い
私が打った次の一手を考えて見てください
51と打ちました。
白は迂闊に51の相手をしていると、左下隅を荒らされて地合のバランスが取れないと見て
52と一貫して手堅く地を取りました

53まで、AIによると互角の形勢だそうです。0.3目差と出たので微細ですね笑
最後は右辺の白が頓死して終局になりました。
解説は割愛しますが、その後の手順もご覧ください。

65は悪手67を優先したり、中央の白を切断するのが最善?
とにかく65は微妙でした
白から2の六と打ってくる手を軽視しています

変則布石は相手も当然警戒してくるので意外とヨセ勝負になりやすかったり、相手がドカンと荒らしてきて実戦的な死活問題が出てくる事も多く、地力を付けるには良い作戦だと思います。
お互い未知な局面で、正着を導き出す力は役に立ちます
是非この変則布石を試して、楽しい囲碁ライフを送ってください
以上ぶっちゃけ変則布石ってどうなの?でした!

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