見出し画像

記念講演 「そもそも市民オンブズマンって何をする団体ですか」に15人

市民オンブズマン兵庫は23/2/25(土)に第27回総会を開催し、記念講演として 全国市民オンブズマン連絡会議事務局 内田隆氏による「そもそも市民オンブズマンって何をする団体ですか」を行いました。
参加者は15名でした。

・講演部分動画
 https://youtu.be/pAyiDfde4Zg
・パワーポイントをPDFにしたもの
 http://www.ombudsman.jp/data/230225-1.pdf
・パワーポイントデータ
http://www.ombudsman.jp/data/230225.pptx
・「公的オンブズマン」と「市民オンブズマン」を比較してみました
 https://www.ombudsman.jp/office/kouteki.pdf

内田氏は市民オンブズマン活動を分かりやすく説明するため、フリー画像を多用したパワーポイントを作成。
社会の多くは税金で運営されており、無関係な人はいないこと。
行政の問題の中でも「直接自分に関係ないこと」で、首長や議会、監査委員、警察や検察、マスコミが動かない時は、主権者である私たち1人1人が、誰でも持っている権利を活かして行政や議会をチェックする必要があり、それが市民オンブズマン活動だとしました。
市民オンブズマンは特定の政党・団体・企業を応援せず、支援も受けないことで、独自の活動ができると強調しました。
また、行政に都合の悪いことまで公開しないといけない「真の情報公開」を長年求めてきたことで、具体的に知事交際費や政務活動費の公開度が劇的に変わっていったことを説明しました。

全国市民オンブズマン連絡会議は過去30年にわたり、多種多様な活動をしてきたものの、近年の法律・条例改正により、活動に支障が及んでいること、会員の高齢化や資金難で運営に苦しんでいることが述べられました。

また、23/9/23(土)24(日)に仙台で第30回全国オンブズ大会を開催することが発表され、「デジタル時代にどう情報公開させるか」をテーマに議論したいと述べました。


会場からは、「市民オンブズマン兵庫で、神戸市議が引退後、月給27万円の選挙管理委員に4人もなっていることを問題視しているが、どうすればよいかと質問がありました。内田氏は「その選挙管理委員の実働は何時間か。月に1.8時間だけなら『元議員しかなれない、時給15万円の仕事がある』などアピールしてはどうか」と提案しました。

また、今回のパワーポイント作成方法を聞かれ、「Canvaというフリーソフトと、いらすとやというフリー画像を用いている」と述べました。
https://www.canva.com/ja_jp/
https://www.irasutoya.com/

その後、市民オンブズマン兵庫の総会が開催されました。

神戸市国際課の課長が、自民党市議から申入れを受け、旧統一教会系の集会に参加し、その後当該団体から市が10万円の寄付を受けていたことが市民オンブズマン兵庫の情報公開請求で明らかになりました。
22/8/31毎日新聞に記事が掲載された後、神戸市は当該団体に10万円を返還していました。
https://mainichi.jp/articles/20220830/k00/00m/040/156000c

内田氏は「神戸市は議員の口利き記録条例がある。当該自民党市議以外にも、いろんな口利きがあるかもしれないので、情報公開請求しては」と述べました。
https://www.ombudsman.jp/kuchi
さらに「旧統一教会系団体に、政務活動費が支出されていないか、各地の団体が質問状を出している。その結果を公表し、統一地方選挙の判断材料にしてほしい」と述べました。
https://www.ombudsman.jp/seimu/230201

総会終了後、参加者から「政務活動費の旧統一教会関連支出の調査は、公職選挙法に違反する可能性はないのか」と聞かれ、内田氏は「税金をどう使ったかを議員に質問して公表しているだけで、公職選挙法には違反しないと考える」と述べました。


・市民オンブズマン兵庫
 https://ombudshyogo.com/
 
・NPO法人 情報公開市民センター 認定NPO法人になるため3000円の寄附を
 http://www.jkcc.gr.jp/profile/01_09.html

・全国市民オンブズマン連絡会議
 https://www.ombudsman.jp/

いいなと思ったら応援しよう!