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腕時計を外してみたら、、、

皆さんは腕時計をしていますか?私は14年間会社員生活を送っていたこともあり、外に出る時は必ず腕時計をつける習慣がありました。「腕時計つけていない社会人はいない。」「化粧と時計、靴はきちんとしなさい。」と先輩から教わり、新入社員のころからそれが当たり前になっていました。

先月、今通っている学校の試験があり、「試験中は時計を外してください。」と試験官の方に言われました。今はデジタル時計があるので試験中は腕時計を外さないといけないのです。私が学生だった時にはない習慣だったので驚いたのと、試験中にどうやって時間を計ったらいいのだろう、、、と不安になりました。

しかし試験中に時計の位置を見やすいところに置き直してくださったり、「○○分経過~」とか「あと○○分です」と伝えて下さったので、時間を心配することなく試験に臨むことが出来ました。

「あれ、腕時計がなくても大丈夫だな、、、。」

そう思って日中、腕時計を外してみることにしました。私としては目から鱗が落ちる感覚。外してみても日常生活に支障がないことに気づきました。スマホを見たら時間はわかるし、時間の経過も体感でつかめることもわかりました。外出する時、誰かと会う時、社会人として生活する上で腕時計を身につけるというのが私の中では常識、習慣だったようです。腕時計をつけることが私の中で当たり前、つけないなんてあり得ないと思っていたんだな、と自分で自分のことを縛り付けていたと思いました。知らない間に自分の中に”決めつけ”があることに気づきました。

皆さんも「これは絶対」「こんなの当たり前」と自分自身を縛っていることありませんか?

『無知とは無常を常、不浄を浄、苦を楽、自己ならざるものを自己とみなすことである。』(ヨーガスートラ第2章5節)

意外とやらなくてもいいこと、そんなに縛らなくてもいいことがあると思います。些細なことでいいと思います。自分の中での当たり前、一度外してみてはどうでしょう。外してみてやっぱり必要であればそれは必要なものとして残りますし、いらないものは外して身軽になってみるのもいいかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございます。

Aya

参照:『インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ』スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳 めるくまーる 2010年/『新版インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ』スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳 めるくまーる 2020年/『Yogini vol.83 9月号』マイナビ出版 2021年

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