あなたのライトで照らして 見えたものを教えてほしい
先日、voicy パーソナリティーの野本響子さん(のもきょうさん)のオフ会に参加してきた。
10人以上の大きなオフ会に参加するのは、今回が2回目だ。
去年、初めてオフ会に参加した時は 自分のしゃべりがぐだぐだで、
大勢の前で 自分のことをあまり話す機会ってなかったなと気づかされた。
せめて人並みにおしゃべりができるようになりたい と、スタエフを始めた(あまり更新できていないが)。
今回は いろんな人がいた。
子供がいる/いない、発達障害に関わっている/いない、
同じ仕事をずっと続けてきた/何度も変えてきた/副業をしている、
海外で暮らした/暮らしていない、男性、女性・・
属性が違うと 俄然 皆さんの話は面白い。
見える景色が違うから。
一方で
属性が違う中だと
自分の考えは浅いな、未熟だな と感じて発言しづらかったり
こんなこと言ったら どう思われるかな?と躊躇してしまう気持ちもある。
この心の壁は 何なんかなー、と思っていたのだけど。
ここに真っ暗な部屋があるとしよう。
その部屋の真ん中に 何か物体がある。
私は私のライトを当てて それが何なのか見ようとする。
ライトを当てる。
あ、なーんだ 白いボールか。
別の人が言う。
「僕からは 赤いものが見える。あれは赤いボールだ。」
え、そう?
私からは 白いけどなぁ。
もういっかいライト当ててみるか。
ん?あれ?
何かあのボールの端っこ ちょっと赤っぽく見えるかも・・
また別の人が言う。
「ねぇねぇ、真ん中に穴が開いてるよね。ドーナツみたいな形してる。」
え! 嘘やん。
穴なんてどこにも 見えへんかったで。
ライトもう一回当ててみるか。
んーーー、 ん?
真ん中、 よーーく見たら 小さいピンホールみたいなの 開いてるわ。
これが あの人から見えている穴なのかも。
面白ーい!
とまぁ、
こんな風に 私の見ている景色と あなたの見ている景色は違うわけで。
同じようなものを見ている者同士で、
「白いボールが見えるよね!そうだよねー」と共感するのも それはそれで楽しい。
が。
違う景色を見ている人にこそ 私は話を聞きたい。
違う景色が見える人に
「それは違う。あなたは間違っている」と言いたいわけじゃなくて。
私は あの物体が 何なのかを知りたい。 解像度を上げたい。
それだけだ。
あの物体というのは この世界のことだ。
世界の解像度が上がって 今まで見ていたものと違うものが見えたときに
『めっちゃ面白ーい! 生きててよかったぜーい。いやっほーい!!』
という喜びになる。
大勢の人から一目置かれつつ 共感も得つつ
ほほう なるほどー と思う考えを言える人は 魅力的だ。
世に言う インフルエンサーも そうだろう。
でも。
別に 一目置かれる意見が 特別えらいわけでもない。
大事なのは 自分以外の誰もが 自分と違うライトを持っているということだ。
逆も然り。
自分のライトと同じライトを持っている人は この世にいない。
そういう意味で みんな同じ高さにいるんじゃないかな。
どの意見が正しい・間違っている、どっちが上・下もないし
全世界の99%の人には見えていない世界が あなたには見えているかもしれない。
どんな人にも そこにいる意味があるし そこにいていい。
なんか話が大きくなってきたが。
『あなたのいる場所から
あなたのライトで照らして見えたものを 教えてほしい』
たぶんこれが 私のやりたいことなんだと思う。