創作のコツ
創作のコツってなんだと思いますか?
「そりゃ何を創作するかによるだろ!」とか「質問が漠然としすぎるやろ!」とか、そんな感じの感想を持たれるでしょうか。
わかります。でも、あえて「創作のコツはあります!」とこのnoteでは宣言したいと思います。もったいぶらずに結論からお伝えすると、創作のコツは「手を動かし続けること」です。
申し遅れました。私、コーチングを提供するプロコーチのお松と申します。コーチングがなんなのかは貼ってあるリンクをご参照ください。怪しくないです。ざっくり説明すると、対話を通して人を支援するお仕事です。押忍。
プロコーチでありながら編集の仕事もしているので、これまで多くの創作者にコーチングを提供してきました。そこでわかってきたんですが、心が安定している人はとにかく手を動かし続けています。
作るものがどんな完成度でもどんな些細な進捗でも構わないから、とにかく毎日手を動かし続ける。これがとても大切なんですね。
逆に心が不安定になる時は手が止まった時です。心が不安定になるから手が止まる、と考えている人も多いのではないでしょうか。でも実は逆なんですね。手が止まるから心が不安定になります。
心の安定の状態をちょっとイメージしてみましょう。心が安定した状態。そう聞いてどんなイメージを持ちますか? 心があって、それが動かず、ずっしりと構えているイメージ、とかですかね?
けど、そのイメージこそ「心が不安定な状態」を指します。動かないってことは不安定なんです。精神的に辛いことが起きた時に「心が折れた」と表現しますよね。
あれは折れることが問題じゃないんです。折れてもまたくっつけばいい。問題なのは、折れたままになってしまうこと、つまり、心が動かなくなることなんです。逆にやじろべえみたいに常に揺れている状態。これが心が安定した状態です。
では。創作者が心の安定を保つにはどうしたらいいか。その答えが「手を動かし続けること」なんですね。手を動かすことによって心が動く。文章を書いていて筆が止まる時、デタラメでもいいのでとにかく書き続けると「書きたいこと」が見つかるのは、手の揺れが心の揺れに繋がるからです。
そこで提案なのですが、創作の目標を「毎日少しでもいいから手を動かすこと」にしてみませんか?
いや、創作の目標が人それぞれなのは承知しています。漫画を連載したい、売れる小説を書きたい、〇〇賞をとりたい、などなど。どれも素晴らしい欲望です。けど、こういった目標って難易度がめっっっちゃ高いじゃないですか?
難易度が高いってことは、達成するのに時間がかかるってことでもあります。そうですよね? 時間がかかるってことはその期間にすったもんだがあるわけじゃないですか。擦り減らすことも多々あるはず。
だからできるだけ心を平穏に保って欲しいんです。そのために今の目標を片目で見据えながら、もう片方の目で「毎日手を動かし続ける」を目標にして欲しいと思っています。
じゃあ毎日手を動かし続けるにはどうすればいいか。環境を整えるしかありません。自分がストレスなく創作できる環境をできるだけ満足いくまで整えてください。机や椅子といった設備面はもちろん、嫌な人間関係をどうにかするとか、やりたくないことを外注するとか、そういった視点もぜひご検討いただけると。
創作のコツ。それは毎日手を動かすこと。みなさんの手が毎日動き、過程を楽しみながら、その先に目標が達成されることを祈っています。