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【戯言】ぼっち

誰かに話したい
潰れそうな心を抱えている時
誰とも連絡がつかない。

なぜか誰ひとり
電話もメールも繋がらない。

神様のいたずらか、
試練か。

暗い部屋の隅っこのストーブの前で体育座り。
太陽が黒い暗幕を藍色に塗り替えるまで。
小さな星たちが薄れ
やっと終わる潰された時間。
そんな夜を何度過ごしたろう。

だけど今度は違う。

もっともっと
真っ黒な、長い長い夜がやってきた。

ひとりぼっち


本当に何かあった時、
不思議と頼ることができない。
頼ってるように見せかけて

期待しない

ずっとそうだった。

金曜日だって、昨日だって、

今だってそう。

今だってそう……

「何でも1人で出来るように」
その言葉は
間違いじゃなかった。
そんなあなたも
少女に戻り
私の前からいなくなろうとしている


誰か助けて

叫びながらでも
自分のこと信じて
走るよ。
長い砂漠の旅に出る順番が

やってきたんだ。

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